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カテゴリ:美術鑑賞
●展覧会「志野と織部」_オススメ度★★★★★(満点5点)
初めて出光美術館に行ってみた。 初めて焼き物系の美術展に行ってみた。 「志野と織部 ―風流なるうつわ―」 もの凄く惹かれた。 志野の柔らかさ。見ている人をホッとさせる。可愛らしい。愛しいものを見ると自然と目が細くなる、という気持ちが分かる。 織部の創意。歴史を踏まえた工夫と風流。美しき緑。遊び心満載の形。 食べてしまいたい。 「うつわ」に盛った料理をではなく、その「うつわ」を食べてしまいたい。 食べてしまったら「うつわ」がなくなってしまうことが分かるので、かろうじて踏みとどまる。 「うつわ」なんて展覧会で見る気になれない。たかが「うつわ」でしょ?と思い込んでいた。 違う。 「うつわ」を見るだけではない。その中に含まれ、刻まれた人の心や歴史を味わうのだ。 一つの「うつわ」にどれだけの気持ちが含まれているか。十二分に想像がつく。 大ハマりにハマった川端康成の気持ち。漫画「へうげもの」で主人公が「名物」にハマる気持ち。 あー、幸せだった。図録を買うか買わないか迷って、結局買わなかったのだが今後悔している。 買いに行くかな…。本当は、本物の「うつわ」をこそ買うべきなのだろうが…。 #これからはちょっと日本文化に時間を割いてみようか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月25日 20時47分42秒
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