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カテゴリ:美術鑑賞
●なんとなく心に留めていると、また触れられる
虎ノ門にある「智美術館」でやっている 「加藤唐九郎・重高・高宏 ―窯ぐれ三代」展 http://www.musee-tomo.or.jp/exhibition.html やきもの展に行って、「志野焼」に衝撃を受けたのは 確か一昨年のこと。 「なんておいしそうなんだろう!」 白い釉がクリームのように見える。 全体的に何しろ優しい。食べてしまいたくなるやきもの、 というのははじめて見た。 桃山時代の陶芸の再現に力を注いだ加藤唐九郎の作品は 写真集で見ていたが、実際に見るのはこれが初めて。 懐かしさも感じさせるような志野・織部。 やきものがそこに並べてあるだけで深呼吸したくなるような 安心感がある。 展示から出て行かなければならないのがなんだかさみしい。 手元においていつでも見たい、という収集家の気持ちが 分かるような気がした。あぶない。 息子の重高はどちらかというと、大ぶりな作品に 力を発揮しているような感じがした。確かに紫を うまく使った作品などもあり、父とは違う一面を見せており、 うまいなぁとは思わせられる。 孫の高宏はどちらかというと、可愛らしい、軽いタッチの 作品であるように感じた。 果物・・・桃のようなやきものは、それこそ 「食べてみたくなるような」という感覚をつきつめた ものだなぁと思われた。 収集家になりたい、という夢の種が少し心に芽生える展示だった。 #まずは金 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月04日 08時00分12秒
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