カテゴリ:ベルギー生活 日常編
さて、当逃げの続きの話。
地元の警察に電話にすると 「こっちに来て被害届を出しなさい」というので(来てくれないのね・・・・) おっかなびっかな車を運転しながら、コミューンの警察に行ってみた。 受付のお兄さんは、すごくがたいのいい黒人の警察官。 フランス語で上手に説明できるのか心配だったので、 あらかじめ家で状況をレポートっぽくまとめておいて、それを提出する。 おっと、いつも通り「事件の時にはのんき父さんはいない」ので 私と娘で2人っきりで出頭(そのあと、柔道にいくつもりだったので) 小一時間、状況説明&書類作成にかかった。 その間の説明はフランス語で話し、提出したレポートが好評だったのか(!)、 警察官のお兄さんが私に話すフランス語は容赦なし・・・・・・涙 (書くのは得意だけれど、聞き取りと話すのは苦手なのに~~~) 「軽犯罪」とか「出頭命令」とか「犯人」とか 学校で習って覚えてるフランス語がいかせても、なんか複雑。 私としては、ナンバープレートがあるのだから、すぐにでも犯人が捕まるかと思いきや、 「うーん、たぶん時間がかかりますよ」の一言で、全部の書類に署名して終了。 なんで??なんで??と、頭にははてなマークがいっぱいになったが、 「ま、とりあえず家に帰ろうか」と車を走らせると、3分で 「がががががが~~~~」とすごい音がして、ハンドルがブルブルする。 すぐにわきにあった駐車場に止めて、レッカーを呼ぶ羽目に!!! そして、レッカー車でスマートのガレージまで持って行ってもらう(一時間半路上で待ち・涙) かわいそうに、スマートフォーフォーは最後の力を振り絞って、 私たちを警察まで連れて行ってくれて、息絶えたのだ、うううっ。 もうひとつ、かわいそうに、一時間後に友達と約束のあった娘はコミューンから家まで 柔道着のまま(コートもなく)、15分歩いて帰らなきゃいけなかった。 かなり、一目を集めたらしい・・・・爆笑 そこまでが9月末の事故の日の状況。 そして、11月の今、いまだに、私の車はガレージに置きっぱなしの状態だ なぜなら、警察が犯人を見つけられてなくて、 保険の関係で売ることも直すこともできなかったから。 警察がナンバープレートの登録した人を探したら、ある会社のカンパニーカーで、 警察がその会社を訪問したら、どこかに引っ越した後だったそう・・・・・。 で、そこで調査が止まっている!!!! えええええええ~~?でしょ? 自分の管理下から出た犯人を、どこまでも追いかけるっていうのは無いみたい。 この話を日本人の友達に言うと、 一言目が「なんで?ナンバープレートがあるのに見つからないの?」と 疑問を口にするのだけれど、 ベルギー人にすると「多分、盗難車だったんだね」と納得する。 ほんと、国民性を感じるよ!!! やれやれやれやれ。 そんなに、盗難車が普通のことですか?? 車の修理には、だいたい4300ユーロかかると言われ(だいたい43万円ぐらい!) 車は対人保険に入ってるけれど、車両保険には入ってないので、 犯人の保険会社が使えないとなると(犯人が見つからないと)、修理費は私が払うことに!! その状態で一か月以上経ったが、そのあと私の保険会社が、車の見積もりをしてくれて 「このお金をかけて直す価値はない」という判断が、つい最近出たところ。 しかも親切に、売り先も探してくれて、 その会社に1800ユーロぐらいで売れそうという手紙をもらったのが最新の情報だ。 はいはい、ここまでで1か月半以上かかってますが・・・・ま、前進はしてるってことだ。 結局、あたらしい車を買わないといけないけれど、ゼロよりもましと思うしかない。 今は新しい車を買うか、リースで車を借りるか悩んでいる。 当逃げの理不尽さは、ベルギーでも日本でも一緒だと思うけれど、 あながち、「ナンバープレートがあるのに、犯人がわからない!」っていうのにがっくり。 ベルギーが悪いとは言わないけれど、日本だったら・・・とついつい考えてしまう私だ。 ああああ、いつ車が手元に来るのだろう。 やっと、運転に慣れたと思ったのに、またドキドキしなくちゃいけないのか・涙 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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