カテゴリ:BL
やっぱTSUTAYAで借りずにマリンさんで予約すれば良かった、と今になって後悔・・・。(しかし時既に遅し。)本編があまりにもアレ(?)だったので、口直しにミニドラマCD「LAST FEVER 四季」を聴きたくなりました。
ミニドラマCDなしで『COLD FEVER』を聴くのはかなりキケンな行為です・・・。(-_-;) 『COLD SLEEP』のレビューはこちら。 『COLD LIGHT』のレビューはこちら。 ■COLD FEVER■ (原作:木原音瀬) 【キャスト】 高久 透(羽多野 渉)×藤島啓志(野島裕史) 【つぶやき】 「COLD」シリーズ最終巻。 甘さ控えめ、糖分ゼロ。頭では分かっているのに、途中何度も甘い展開・幸せな結末を期待してしまった・・・。(もしかしたら、と言う淡い期待を抱いてしまいました。) 泣きすぎて、疲れた。どうしてこんなにも切なくて苦しいんだろう・・・。CDを聴きながら何度も何度も心が折れそうになりました。息が苦しくなるような、胸が締め付けられるような展開でした。 今作では透が記憶を取り戻すところから物語が始まります。 事故前の記憶を取り戻したことと引き換えに、啓志と過ごした6年間の記憶を失ってしまった透。啓志に威圧的な態度を取り暴力を振るうその姿は、記憶を失っていた頃の透とはまるで別人で、以前の優しかった透の面影は微塵もありません。 羽多野さんは、1・2巻で演じた温和で人当たりの良い透とは全く違う、攻撃的で荒んだ性格の透を見事に演じきっていました。6年間の透と記憶が戻ってからの透は、声のトーンも話し方も正反対で印象がガラリと変わっています。 野島さんは前回に比べ台詞量が少なめですが、ひとつひとつの台詞に重みがあり、啓志の切ない胸の内が伝わってくるようでした。特に啓志の「助けて・・・透・・・」と言う台詞は本当に本当に悲しくて、涙が溢れました。 羽多野さんと野島さんの、ブレのない自然な演技が大変素晴らしかったです。全巻通して熱演されていて、迫真の演技に心打たれました。 ハッピーエンドとは程遠い、どちらかと言えば後味の悪い終わり方でしたが、だからと言って全くもって救いようのないラストだったかと言えばそうじゃないような気がします。彼らなりの愛の形が垣間見えたような、新たな未来を予感させるような、・・・そんな終わり方でした。 【応援バナー】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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