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最近不用品から、ハンドメイド品までオークションに出品して、良くも悪くも楽しんでいるのですが、今日はちょっと思う事有って、これ書いてからじゃないと寝つきが悪くなりそうなので、書きます。
話しは少し逸れるのですが、夢をかなえるゾウが出版されてから直ぐに、これ面白そうかも?と思いながら、反面私が今更自己啓発書的な本読んでどうする? なあんて思いながら、でも、口で言うより息子にも読ませてみたいかも、それには先に私が読んでからかな。。やっぱり!? なんて思うことしばし考えた挙句に図書館に予約を入れたらなんと、12人待ちと言う状態で、待つ間に何度か書店で平積みを見たのですが、「いやぁ~今回は図書館で」と待っていたんです。 読後感想は、良かったです。 でも本にも書いてある通りに、1つの内容を取り出してみると、商売で成功すると言う事、それは、「誰か自分以外の他の人がどれだけ喜んでくれたか?」その喜びが大きければ大きい程、人はその物の対価としての代金を払う、商売で成功して沢山のお金が入ると言う事はそういう事、みたいな部分が有りました。 簡単ですが、アイデアとか、便利な商品とか、結局人より秀でた物を開発販売してこその対価なので、本で言われるまでもなく日常生活でも安くても消耗品で毎日使うものや、高いけど、便利で簡単に使えるから欲しいと思って購入するものなど、基本的に人は便利で助かる商品を欲しいと思ったり、素敵!と思えるデザインに手を出したくなるのは自然な事です。 でも、中には失敗してともて売り物にならずに開発費だけ捨てるような製品や、何回も何回も使う事が想定されているのに、直ぐ壊れる製品などもあり、誰もが成功する訳では無いと思います。 ここからオークションに戻るのですが、喜びの対価の話です。 古本を出しています。 落札時落札代金の5%と、出品時出品手数料が10円ちょい掛かり、配送に水濡れ防止のクリアファイルと、二重に封筒に入れて配送すると、小さな物を出品しても最低でも30円からの経費的部分がかかります。 これに落札手数料が落札代金の5%なので、これは限りなく落札代金により上昇します。 古本は殆ど入札無料期間を狙って出しています。 理由は少しでも経費的部分を抑える為です。 100円で出品して落札されれば、単純に利益としての金額は65円ですが、落札後の連絡は少なくても2回、多いと5回以上になることも有ります。 65円が利益と思えるには、程遠い合わない出品ですが、それでも私に取っては既に御用済みの本です。 1000円で買った本も、1500円で買った本も、その中の自分が欲しい情報は全て読み尽くし、私には今後必用と思えない本なので、100円で出して誰かが活用してくれればそれで充分だと思っています。 これは「夢を」の本にもあるのですが、多少徳を積む部分に該当する出品だと思うんです。 利益度外視。 リサイクル。 自己満足でも。 ハンドメイド品を制作販売しています。 ハンドメイドは癖があったりマニアックだったりするので、必ず売れるとは限りません。 でも、万人が気に入る事はなくても、私と同じ好み趣向の方はオークションなどに出すと必ず数名出てらっしゃいます。 今は新しく商品を作り出品しています。 4年ほど前にも沢山のハンドメイド品を出品していましたが、その後転居も多くて落ち着かずにそのまま制作した物を持ち歩きながら4年間で4度の転居を経験しました。 ココで少し落ち着いてきたので、経済難もあり、またオークションへ参戦しだしたのですが、当時の在庫を「在庫=古い商品」なので、100円から出品しました。 もちろんこれも、古本と同じく利益よりも、出品しても労力の方が大きい出品ですが、前述したように転居の際も捨てずに持ち歩いて居たのは、折角作ったのに捨てる事も哀しく、かと言ってオークションにも出す事も出来ずに居たので、結局在庫でも誰か使ってくれればそれも私の喜びとやる気に繋がります。 100円でも落としてくれる方は居ます。 さらには以前のお取引から継続して「長いお休みでしたが、また宜しく」と言ってくださる方も居て、「良かったっ」と思う事もありました。 在庫を処分しながら新規に作成した商品も出品を始めました。 新規作成の商品は1点作るのにほぼ1時間かかります、原価はあまりかかりませんが、0円では有りません。 ハンドメイドなので、家にある家電を使ったりしながら作ります。 それもで原価の他に利益の部分が500円になればそれでいいなと思って居るので、1点が1200円程度からのスタートなります。 原則オーダーは受けませんが、在庫品を安く購入してくれた方から、オーダーでお願い出来ないかと言われました。 現在有るオークションシステムは直接メールアドレスをお互いに開示できないシステムに(編集で出来るが)なって居ます。 そうでなくてもシステムが変る以前から、オークションを通さない直接取引の場合には、他人の土台でシステムを間借りして売買交渉を進めるのは、いささかルール違反では無いかという思いもあり、オークションページに掲示板へのリンク設置をしたり、オークションの質問欄などに関係ないところでメールを通して取引したりしていました。 今回オークションを再開して一月ほどなので、詳しい事はまだ解らないのですが、取引連絡欄から直接取引を持ち掛けられ、私は従前の通りに、自分のやり方で直接メールへ連絡いただけるように明記したにも関わらず、返信は有りませんでした。 結局個別の連絡が取れないので、オークションに出してから本来関係ない取引ページから、新しい出品物のご案内をしたのですが、またここで直接取引と価格の交渉に入って来ました。 結局は直接取引が出来ない事と、在庫で落とした商品と同じ値段でのスタートではない(100円です、新規製作には600円程度掛かります)と言う理由から、お断りの連絡が届きました。 希望通りの物は出すことが出来なかった部分も有るのですが、詳細の連絡を取りたくてもアドレスのご連絡は頂けませんでした。 可能な限り希望に添うように制作して、価格面等の交渉は「人の土俵」なので敢えて控えた事を伝えてみたのですが、結果は入札辞退。 取引の不明瞭な部分は、その人その人の了見も違うので、先方と私の意見が大きく違うと言う事で片付きます。 ですが価格面はどうでしょう? 申し訳なく思いながらも、在庫と新規製作の商品が同じ価格帯で出せない事はオークションにも表示しています。 読まない方は説明なんてすっ飛ばすので、仕方ない事も多々有ります。 でも「夢を」の本にもあるように、その喜びに見合っただけの対価を支払うと言う部分から見ると、私の1200円の商品はその方から見たら「当然100円の商品」だったと言う結果になりました。 勿論モット競りあってくれる方も有りますがそうでない事も有ります。 ただ、世の中には誰もが必ず使う物や、装飾品やインテリア、アクセサリー以外の消耗品や食料品もあるのです。 「当然100円」と思って居る方には、誰かが物の対価としての利益で生活の糧を得ていると言う考えが無いのだと思います。 付加価値的な金銭を必要としない商品でも、原価と、それを商売として利益を得て生活を成り立たせる人間が居るという事が解っていないのだと思います。 建売の戸建ての金額が土地建物込みで2650万円の時、土地の値段が650万なら家の値段は幾ら?と聞いた時に、『2000万円』と答えか方が居ました。 はっきり言って『お馬鹿さん』です。 値段と書きましたが、これはあくまで販売価格です。 物の価値(値段)そのものでは有りません。 土地の部分の「650万円」は、仲介した業者の手数料とかも込みです、購入した人間がきちんと調べて、その土地の相場の坪単価を知らないばかりに単純に650万円を坪数で割って計算してしまっているだけです。 さらに土地に関する計算がこうなので、自然と「でも家は2000万の価値が有る」と答えます。 ハウスメーカーの建売です。 販売の為の広告費、人件費、他にもハウスメーカーの儲けの部分を差し引けば、ざっと200万はあるでしょう。 家の値段も結局は1800万円です。 ただ、この場合こんな風に考えもせずに買って居るので、後から単純に家の購入代金としての2650万円を土地代と、家の金額に勝手に分けて購入者が計算しています。 全ては自分が購入した物は、購入額と同じだけの価値があると思って。 でも、そんな商売誰がするでしょう。 手弁当持ってあくせく働いて、中間マージン無しなんて、無賃労働って事です。 今時奴隷も流行りません。 多分、物の対価をそう言う具合に、たとえ無意識にでも見て取る方には、自分にもそれだけの対価しか巡ってこないのだと思います。 経済の循環は間違った認識で居ると、必ずどこかで「動脈硬化」を起します。 我が家の経済状況で偉そうなこと言えた身分では有りませんが、あまりにもずれている方が多いので書いてみたくなりました。 バブルの一番高いときに買った土地を、未だに当時のままの金額と信じて疑わず、値段の張り合いみたいな部分が廻りにある事も、こんな事書きたくなる一因でしょうか。 長目違い程度では、坪単価なんて微々たる差なのですが、高いの安いの言われ事にも少々お疲れです。 家の購入も土地の購入もオークションよろしく、その人が今が買い時、値段もベスト、自分ならこの土地にこれだけ出せるぞって、経済力を見せてこその購入、自分が良しと思った金額が貴方がその商品に見合うと思った単価なのです。 それでいいじゃないですか。 えっ、私がオークションの事一番納得してないって、そんな事無いですってばっ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 31, 2008 01:05:49 AM
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