Youつながり。
こないだの日曜日夜ギグがあり、リーダーのベーシストが一緒にやる人はJohn Marshallというトランぺッターだと言う。どっかで聞いた名前だと思ったら、その人のCD持ってた。ていうか、そのCDは私にとってとても印象深いものなのです。そのCDの中に、私のCD "A Foreign Sky" にも収録した”You”という曲が入ってるからです。一番最初にこの曲を聴いたのはSonny Rollinsの "Contemporary Leaders"というアルバム。それからもう何年も前にJohnのCDをたまたま中古屋さんで見つけたんです。私がYouという曲を聴いたのはこの2枚のアルバムだけです。古いブロードウェイか何かの曲らしいのですが、良い曲なのにあんまりポピュラーではないですね。前置きが長くなりました。で、ギグはというとベース、トランペット、ドラムのトリオだったんですけどJohnさんが素晴らしいのでとても楽しくできました。で、彼に私のバージョンのYouを聴いてもらいました。すると彼が彼の最新アルバムをくれたので私も自分のCDを差し上げました。なんだかとても嬉しかったですね。彼は今ドイツ在住でもう15年になるそうです。ドイツのジャズシーンの話など聴きましたが、現在ドイツの有名なビッグバンドWDR BANDに在籍中で、NY在住時はBuddy Rich,Lionel Hamptonなど様々なビッグバンドにも所属していたそうです。今回3週間ほどNYに帰って来てバケーションも兼ねて仕事をしにきていて、翌日月曜日にはなんと”A Foreign Sky"のベーシスト、Dennis Irwin氏が所属するVIllage Vanguard Orchestraにも参加するというではないですか!以前NYに居た時にはずっとやっていたそうです。私も出来上がったCDをDennis氏に渡すため月曜はVanguardに行くつもりだったのでまた会いましょうと約束。そして、月曜。なんだかんだ言ってよく聴きに来ているMonday Night Orchestra。この日は最近の曲は全くやらず、ThadーMel、Mel Lewis時代の名曲の数々を演奏してくれてとても楽しめました。ちなみに演奏された曲はLow Down, Ding Dong Ding, Tip Toe, Second Race, Willow Weep For Me(Bob Brookmeyerの怪しげなアレンジ), ?そして高速テンポのCherry Juice。知ってる方は「おおっ!」ってな感じですね。私はビッグバンド出身というのもあるのだけど、やっぱ好きだなあ、このバンド。それにここでもまた、いろんな久しぶりの再会がありました。以前よく自宅セッションしてたテナーサックスのDave Schnitter(Johnさんの古い友人でした)、シンガーのTony Hewitt(CD買ってくれた!)、オーケストラのメンバーRalph Lalama(Ts)の兄弟でピアニストのDave(以前一緒にギグしたことありました)、故Jimmy Lovelace(Dr)の奥さんでシンガーのオカルさんなどなど。なんか帰る道中も妙に嬉しくてウキウキしてました。いろんなところで人と人がつながっててこうして偶然(必然?)巡り会うっていいな、と。