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飄々草は風の中

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2012.01.11
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 長男が大学の帰りにバスの中で呟いているのを見つけた。

 自閉症の弟を持ち、発達障害を専攻し特別支援教育教員を目指している。

色々なジレンマと闘いながら、時々真面目につぶやいていたりするんだよね。

今日は何がきっかけだったのか・・・

最後の一文はフォロワ―さんの質問に答えているようだ。

支援教育は深く広く壁も厚いね・・・。



 
 例えばバスの中に知的に障害のある人が乗っていたとする。彼は周りの刺激に敏感で落ち着けない。それを見た理解のない乗客が騒ぎ立てておちょくるとする。果たして世間はどちらが悪いと言うだろうか。

 障害児教育について学んでいれば、彼に理解を得ることができる。しかし周りからしてみれば明らかな異質に注目してそれを煙たがり恐れる。何をするか分からないというように。

 僕の目線からすれば、明らかにおちょくっている乗客の方が悪いと感じてしまう。ただ、世間的にはバスに乗るなよという意識が強いのだろう。

 だからと言ってはおかしいかもしれないけど、障害児教育では両面の考え方をしなくてはならない。専門的目線と大衆的目線である。

 この場合、大衆的目線に立てば、違和感を残さないようにすればいい。つまり、障害の有無に関わらず、自立した生活ができる力の必要性だ。

 公共の場での振る舞い方や、他者とのコミュニケーションの形成、これらが学ぶべき内容だと思う。

 専門的目線に立つなら、社会の認知や理解を広めるための施策といったところか。

そんなことを考える帰路だった。


 何ができるのかな。勉強していって適切な打開策を見出だしていかないといけないね…




僕の考えとは少し離れるのですが、やはり「生きていくこと」を考えた内容ですかね…。マナーや最低限必要なスキルを身につけるために、経験を重ねていく必要があるのかなと思います。やはり、社会で必ずしも守られる保障がないのが現実ですからね…。

 周りの目を気にするというよりは、自分の住みやすい環境にするという意識で見ていった方が望ましいのかもしれません








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Last updated  2012.01.11 21:36:14
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