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カテゴリ:本を読んだ話
今日昼休みに名誉市民さんと、地下街で会った。
名誉市民さんは10日以上会社に来ていなかった。 今日久しぶりに来て、やめますと言ってきたそうだ。 部署を変えてあげるから、と言われたそうだが、 ここの雰囲気が耐えられないので、もうやめることにしたという。 …我々の行動は一日中あるソフトで監視されていて、 生産性がおちると、途端にカツをいれられる仕組みになっている。 多分、皆が牢獄とか戦場とかいうのはそのせいなのだ。 わたしは彼女に、今やめればまだ5月だし、次も今年中にみつかるだろう、 ということと、 無理をしないで、少しやすんでから次の会社をさがしたほうがいい ということ、 ここの会社は異常だから、普通だと思わないこと それだけ言った。 あとは、わたしもそろそろやめようかと思っていると言った。 …わたしがやめるとしたら成績不良とか、品質低下とか、 それでなければ 好きな男がどっかの女と結婚しちゃうから、とか そのあたりの理由であって 彼女のように真面目なやめ方にはならないだろう、と思う。 …当然だ。わたしの20代はとうに終わっている。 人生とか成功とか、もうどうでもいいのだ。 そんなことより好きな男にふられてさめざめと泣くことのほうが ずっと重要になってしまった。 ラカンの精神分析を読んでいたら、対象aは黄金率である、というのがでてきて、 ちゃんと方程式が展開してあった。びっくりだ。 まったくなんとろおおまんてぃっくな本だろう。 そして神様が僕を愛するように、僕が彼女を愛したなら、 それこそが愛である、なんて平気で書いてあった。 そりゃロマンだけどね、ちがうとオモ(笑)。 でもなまじな小説より面白く、それにこの文章の壊れ具合というかいっちゃってるっぷりが 素晴しい。 この人は詩才いうか、言語に対する並々ならぬセンスの持ち主なんだろうと思う。 とにかく、文が美しい。魔術師だ。 この本よんでいたら、一気に気持ちが安定しはじめた。 というか、もう、恋は終わりなのかもしれない。 桜だってもうすぐ終わりそうだし。 同じ香りに人混でふりかえるハタ迷惑なクセだけが、 わたしに残されることになるだろう。 …多分はやりの香りなんだろうね。たまに、同じような若い子がつけていて、 「ちがうひと」と思うと、むかつく。 27日から、ブルベリさんとこに配属になります。 ブルベリさんに「つかえないやつ」って思われたくないので 頑張ろうと思います。 …てゆーか多分ブルベリさんは、わたしが使えないやつなのは すでによく知っているんだけど。 少しは成長してみせないと、呆れられてしまうよな。 今日は帰りにチャリツーさんとロッカーで会ったので、 麻生まで一緒にかえってきました。 つーか、よく見るとチャリツーさんはすごい二枚目なんですが (モテるつーはなしよくききます。) わたしは今まで全然きがつきませんでした。 すごいな、わたし。こーゆーのより、あーゆーののほうが好きなんだからな…。 ちなみにチャリツーさんのことは別になんとも思っていないので わりとテキトーに言いたいこと言ったりしてます。 ビルさんとかもそうでした。 ロッカーさんもかなり話しやすいです。ロッカーさんはどちらかというと、 話聞いてくれるタイプの人なので。今日もなんかブースにいたら、声かけてくれました。 ミューはちょっとお話しづらい。 件の人物とはいまだに挨拶しかできません。つーか、単に趣味が合わなくて 話題がない。 なんであんな男すきなんかね?? 昨日は女と一緒に給湯室にいたな。うはー。 そういえば昨日ミューがロッカーにいて、やけにニコニコしてるので 「嬉しそうね」と言ったら 「今日はちゃんと早く終われたから」 と。わたしは毎日ハマって残業してるし、 好きな男は女といちゃついてるしで機嫌サイアクで 「…早くおわったのに、こんな時間まで何してんのよ。」 とついつっこみ。つっこんでから 「あ、煙草?」と思い付いてきいたら、ミューはうなづいて 「…俺は煙草すわないとどーしようもないから」 とポツリといいました。 …かわいいよミュー、おまえやっぱり。 わたしは訳知り顔で「うん」とあたりまえのように言い 「お疲れさまデシタ」と帰るミューを見送りました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月24日 21時51分52秒
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