糸電話

がらくた捨てて開運、を旗印に、ここんとこひたすらゴミ袋にものをつっこんでいました。
「…んで6ことか8ことかすてたのよ。」
「へー、じゃ、部屋きれいになったでしょう」
「ぜんぜん。もう8こぐらいすてればきれいになるかも。」
…同期で事務に入って出世した女の子は返すことばもなく笑っていました。

それで、本もつめて、ブックオフにおくりました。
そしたら9000千円とかになったよ。すごいね。
そのうちの3千円で、宝くじかいました。

たしかに体がかるくなって、元気になったよ。
さいしょゴミつみ始めた日は熱出たけど…。
でも熱をだましだましやったよ。
「できるぶんだけしよう」みたいなかんじで。
そしたら部屋が無気味な匂い(古い人形みたいな匂い)になって
気持ち悪くなって窓あけたりして、
それでも駄目で、鈴ならしながらやりました。
鈴は効くね。多分風鈴でもいいと思う。

やっと分別別の収集日が一巡して、部屋からゴミ袋がなくなったら、
もう、嘘のように、部屋がかるいです。
全然かたづいてはいないんだけどね。

次の休日はのんびり親の年賀状でも刷って、休み、
時間あったらイトーヨーカド－かどっかで冬服買って
その次の週にでもまたざくざく捨てたい。
性格がなんか我ながら懐かしいノリになってきますた…
おどろいた…
ゴミって偉大だな…