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カテゴリ:本を読んだ話
「帰還」を読みました。 定年退職した大企業のビジネスマンの 燃え尽き現象みたいだったよハイタカ…。 でもハイタカともあろう人に、いやたとえハイタカであろうとも、 容赦なくふりそそぐのが人生というものだァね。 そのことに、なにげに自分は傲慢なのではないかとおもったよ…。 帰還は退屈な一冊で、いままでの物語に比べたらあくびが出そうにつまらない事件なのだが、 けれどもあいかわらず一気によませる質の良さを持っている。 退屈だからといってテーマが軽いというわけではなく テーマがテーマなので、多分、スローテンポが心がけられていたのだろう。 テナーが元気でうれしかった。 まるで旧知の友に会ったような気分だ。 あのうら若く美しく気高かったテナーが、 おもいきり普通のおばさんになって登場するのだけれども おばさんでも、恋する気持ちはたいして違わないですわな(笑) おいらも(多分まだテナーよりは若いが)それはおばさんになって知った。 ウン十年も待ったテナーが愛しいです。 ところで「アースシーの風」ではゲドもテナーもじじばばになって登場するらしいですが(笑) よくしらべたら、外伝のほうが現地では先に出たらしいので、 おいらも次は外伝読もうかと思います。テハヌーの今後は注目だな。 ではまた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月22日 23時56分34秒
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