糸電話

結婚祝いを渡そうという話になっていたのですが、
バカが部署移動してしまってどっかいっちまってたので
仕方ないのでバカに電話をかけました。
(以後、ブルベリさんのことは愛をこめてバカと呼ぶことにします。)
(…ぴったりだ!!)

あーうるっせーな忙しいんだよくそバカやろーだれだ!!!
…という無言の怒りを込めて出たので、もそもそと名乗り、
結婚祝い集めてるけど、どうやってわたしたらいいかなと聞きました。
そうしたら(なにしろお金大好き人間なので)少し機嫌がよくなり、
いついつはそっちのビルにいるからとのこと。
…よかった。渡せそうです香典…じゃなくて、結婚祝い。

久しぶりだねーと言って少し人魚さんのことなど話し、
(バカは自分の電撃結婚に忙しく、人魚さんの超特大スキャンダルのことは
なにもしらなかった)
そしたら俺もひっこしたんだよねとのことで。
まあね。
犬とかお母さんとできちゃった嫁一緒に住むにしろすまないにしろ、
引っ越しは必須でしょう。

人魚さんが挨拶したいからアドしりたがってたよというと、
あっ、俺　今インターネットできないんだよ、引っ越し先が光開通待ちでさ、
とのこと。
職業柄光開通待ちとか業務時間外に死んでもききたくないし
テレビでスマップの顔みただけでイライラしてくるんですけど…
まあそれはいいとして。

あいかわらずの詐欺師ぶりで、
(怒り心頭のくせに)子供に聞くようにわたしに「どした?」と聞き…
こっちが金をあげるという話だったので、意外だったみたいでした。
わたしが電話して泣き言言うとでも思っていたんでしょうね。
それとも少しは期待してたんでしょうか。
わたし37ですよ。
アフォでつか。

「…じゃあ、そこにしかいないなら、オシャレさんにもってってもらうかな、
あの人よくそっちの階いってるから。」
というと、なぜか残念そうでした。
…まだわたしをいたぶって遊びたいの?
そりゃいじめたら楽しいでしょうよ、
あんたが好きで毎日泣き暮らしているばか女だもの。
おまえなんか死んじまえバカヤロー

人魚さんの話びっくりした?ときくと　びっくりしたというので
バカのほうがわたしはびっくりしたなというと
「いかにもいませんって感じがよかっただろ」と笑ってましたが
…
もうくりかえしては書きませんし、んなところで勝っても意味ないので
わたしは「じゃ、そーゆーことで」
といって切りました。

切ると涙がとまらなくなり、
電話で泣かなくて、ゆのみ偉かった、と自分をくりかえしいたわりはげましほめて、
家路につきました。

えらかった。ゆのみほんとえらかった。大人、大人。