糸電話

昨日はぼけーっとしながら、
美容室へ行ってきました。
自動シャンプーのところへ座ったら、目の前に前回助手さんやってくれた男の人がいて、
ふと目が合ったので「あ、こんにちは」というと
「あー、お久しぶりですね。2ヶ月くらいこなかったですか?前のとき、
たしが花火の日でしたよね。」
と、すごい記憶力。
びっくりしたので、正直に
「たくさんお客さんいるのに、よくおぼえてますね～」と感心したら
「…あんな悲しい話は忘れませんよ。」とのこと。
…そうだった。好きな男が結婚した少し後だったので、
「花火一緒に行く人とかいないもん!!」とかプチギレして、海の話とかしたんでした。
「…じゃ、かわりましょう。」
といって、そのひとがまた髪あらってくれました。…なぜか、手洗いで。

「最近はなんかいいことありましたか」
と聞かれて
「振られたおとこに結婚祝いあげました」と言ってから「…悲しい話ですね、これは」
というと、
「悲しいですね」とのこと。
「そういえば、今度魚釣りに連れて行ってもらえそうなんですよ。
がんばってきます。」
と言ったら、
「お、それはいいですね」と。
「最近はまってることとかありますか」というので、
バビロン4のことを少し語ってみたり。
…美容師さんて、雑談うまくないと、勤まらないんだろうね。
おしゃべり上手の助手さんで、このあいだも、バイクと海の話いろいろしてくれたっけ。

「お客さんと食べ物の話したら、おなかすいちゃった」と
悲しい顔で女の美容師さんがやってきて、じゃきじゃきカット。
そのあと、ふたりで　ばりばり染めてくれました。
髪を秋らしく赤毛に染め直して、カットはちょっとだけ。
今回はなんか「お、」な出来。
帰りにシャンプーしてくれたひとが美容師さんの隣で
「経過たのしみにしてますよ。…今度くるときは、写真ももってきてくださいよ、ぜひ」
と送り出してくれました。
…なんか客のご接待の上手な人だなあ。
おいらも見習いたいとおもいますた。