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論文試験が終了し、ローの試験も終了しました。
ローの試験は基本的に新司法試験を意識した出題が多かったです。 そのため時間が足りなそうになる科目が多く時間配分に苦労しました(ただ現行をやっていたおかげで割と焦らずに仕上げられたと思っています)。 で、一息付いたところで今年の論文試験を振り返ってみますと、過去2回と比較してもっとも自己満足できた回だったと思います。 初受験のときは見るものすべてが目新しくて(例えば、答案用紙が折られていないだとか法文の色が変だとかイトマコだとか)終始舞い上がっていました。 受け終わった後の異常なまでの爽快感、開放感は今も脳裏に焼き付いています。 次の年の論文試験。 その数日前からすでに僕の精神状態はおかしかったです。 「絶対に落ちられない」という過度のプレッシャーを自らに課し、そのまま自分から奈落に落ちていったのを覚えています。 刑訴が終わった後に味わったのは喪失感のみ。 受かっていないことを、もしかしたらその時すでに感じていたのかもしれません。 そして今回。 もう僕には「落ちたらダメだ」というプレッシャーはありませんでした。 ただ「力を出し切る」「自分が納得する答案を書く」ことそれだけを目指していました。 緊張はさほどありません。 経験があるからというのもそうですが、なにより今持っている自分の力を出すだけなのだから簡単なことだと考えていました。 問題が難しかったらどうしようか? そんなのは皆一緒だし相対評価である以上は不安がる方がおかしいと思いました。 実力が出せなかったらどうしよう? 本番で出せた力を実力と呼ぶのだから仮に緊張して失敗したとしてもそれが今の自分の実力である以上納得すべきとの思いに至り、結局、この考えによって緊張することなく問題と向き合えることになりました。 不器用でも格好悪くとも要領が悪くともちゃんと問題と向き合い自分のすべてを出し切らなければお世話になった合格者の方々に失礼ですし、なによりもこれまで頑張ってきた自分自身に対して失礼だと思いました。 こうして今回の論文試験は僕自身の持てる最大の力を答案に注ぎ込むことができました。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.28 22:16:21
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