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カテゴリ:くろがこの世に想う事
くろも、実家に顔を出しました。 くろの母はもう72歳です。 でも、一週間に一度はプールに行き、 1キロ以上泳ぎます。 バタフライもできます。 週3回、老人介護の仕事をしています。 元気に自転車で買い物に行きます。 カラオケ教室や、フォークダンスサークルや、 インディアカというよく分からないスポーツの 同好会にも入ってます。 ついこないだまでメガネもしてなかったし、 くろよりもたくさんご飯を食べてました。 日本一健康な72歳なのではないかと思います。 母の腕に抱かれつつ、 くろをにらみつけているのは、 母が飼っている猫です。 野良猫を手なづけ、 いつの間にか飼い猫にしてしまったのです。 名前は「すー」ちゃんです。 以前、母に、 「なんで”すー”って名前なの?」と聞いたら 「かわいいから」 という訳の分からない返事が返ってきたので それ以上聞くのをやめました。 すーは臆病で、母にしか抱かれません。 くろが家に帰ると大急ぎで 2階に逃げてしまいます。 でも、母が抱いていると、 気持ちよさそうにくつろいで、 いつまでも母の腕の中に顔をうずめています。 飼い猫は「すー」だけですが、 ほかにも野良猫がたくさん来ます。 帰るたびに知らない猫が増えてます。 猫だけではありません。 庭に餌をまいたり、りんごを枝に刺したりするので、 ハト、ムクドリ、ヒヨドリ、メジロ、スズメ、 うちにはあらゆる鳥が集まってきます。 動物だけでは飽き足らないようで、 にんじんのへたはいつも捨てずにとっておいて、 水につけてかわいい新芽を楽しんでいます。 にんじんはいつものことなのですが、 今日はちょっとびっくりするものを 見つけました。 キャベツの芯から伸びた新芽です。 かわいいつぼみがたくさんついていました。 クワガタやサワガニ、ドジョウなんかをとるのは もはやプロ級です。 くろは足元にも及びません。 「あたしゃ、生きものがなんにもいないよりかは、 ゴキブリでもいいから家にいてほしいんだよねぇ」 と言います。 くろの母親は、 日本一健康で、 日本一生きもの好きで、 そして、 日本一やさしい母親です。 くろがこの世で最も尊敬する女性です。 母さん、 恥ずかしくて口には出さないけど、 俺は母さんを見ながら 人生において本当に大切なことを いろいろと学んできました。 母さんの息子に生まれたことが、 俺の誇りです。 いつまでも元気で、 たくさん長生きしてね。 本当に本当に、 ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年05月15日 23時24分05秒
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