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カテゴリ:自然と共に くろの歳時記
「ここ何年か、異常なことばかりが起こっている」
とKeithはいう。 湖の凍結する時期は毎年遅くなり、 今までは極寒にも耐えられる大型のワタリガラスしかいなかったこの地で、 ここ2年、普通のカラスを見るようになったという。 Keithがこの間撃った鹿Mule Deerも 昔はもっと南に住んでいる種で、 ユーコンのこのあたりでは見ることができなかったいう。 温暖化の波はユーコンまで押し寄せているのだ。 更に北の北極圏に暮らすエスキモーの人たちにも変化があった。 独自の言語を持つエスキモーの人たち。 最近、その言語の中に新しい言葉が加えられたのだ。 Robin(ツグミ)とWaspスズメバチ)だ。 今までは見たこともなかったツグミやスズメバチが、 北極圏まで進出してきたため、 新しい単語を作ったという。 「なんだか地球がおかしくなっている気がするねぇ」 という84歳のウメ子ばあちゃんの言葉が頭をよぎる。 地球がおかしい。 自然としっかり向き合っている人たちは、 世界中どこでもその変化を感じている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年11月13日 23時54分30秒
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