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カテゴリ:今日のこと
今年の6月3日に、高校時代の3年時の恩師がお亡くなりになった。 家族葬をだったようで、当時は知るよしもなかった。
この日、やっと恩師のお宅にお邪魔して、同級生7人でそのご遺骨の前で手を合わせることになった。 無宗教ということで、ご位牌もなかった。 奥様はお墓のこともお話しされていたが、『もし、私が亡くなったら、誰が墓守をするのか、そのことも考えないとね』とおっしゃっていた。(お子様たちは遠方に家を構えられた) 我が家の場合、先祖代々の墓、と言うものが先々代以上前より地元にある。 今まで、そんなことも考えたこともなかった。 家族の形態が変われば、死後の在り方、葬儀の仕方も変わってくるものだと思った。
恩師の自宅はある宿場町にあり、ほんの500m以内に白壁の本陣もあった。 春になれば、堤防に桜が咲き、恩師もこの4月、その桜を写真にも納めておられたようだ。 高齢になり、奥様も今までご家族と暮らされた、一人では広すぎるお宅にこれからも住み続けられるのだろう。 奥様は我が母と同い年。 私の母なら、一人暮らしなどもってのほか。 自立しておられると思った。が、やはり、お一人は寂しいことではある。 少し涙ぐまれてお話になったときもあったが、最後は2週間以内の入院で、夜半に旅立たれたことを伺った。 今年の初めにお会いしたばかりなのに、と思うと残念でならないし、やはり離れているせいか、今でもどこかで生きておいでのように思える。
この年になってみて、「いつか人は死ななければならない」と思うとき、自らの生き方を振り返ってみたりもする。 恩師は本当に温厚な人柄の方であった。 私達、生徒に怒ったことなど無かった人であった。 だからこうして、いつまでも慕われた人であったのであろうか、と思う。 合掌。。。。
しかし、この日は雲もない、10月としてはとても暑い日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月11日 17時47分49秒
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