|
カテゴリ:そのほかのこと
27日、国立文楽劇場の最終公演に行って来ました。 日記も久し振りになりますね。 慌てて記入しないと、翌月になりそうな雰囲気です。
国立文楽劇場の公演は、竹本 住大夫さんの引退公演、また国立文楽劇場の30周年記念公演も相まって、連日満員だったとか。 人間国宝で、文楽の義太夫を努められる竹本住大夫さんは今年、御年89歳。 一昨年、脳梗塞を患われての現役復帰後もご活躍でしたが、ご自分の「芸にどうも納得がいかない」と言うことで、引退をお決めになったと言うことでした。 千秋楽だったので、ご本人のご挨拶もあり、補助席も出る満員御礼状態でした。 題目は「菅原伝授手習鑑」 後半部分で、桜丸切腹の段、のお出になって、人間国宝3人の揃い組でした。 もうこんな風景は二度と見られないのでしょう。 思えば、友人に誘われ、居眠りをしながら見始めた文楽です。 住大夫さんの語りは素晴しく、素晴しいが故に眠くなることが多々ありました。 友人曰く、素晴しい義太夫こそ、子守歌のように眠くなるそうです。(無駄な音がなく、心地良いから) 音によっては三味線はうるさいと思うときもあるのですが、文楽の三味線は決してうるさく感じたことがありません。
またこの演目は以前から見たいと思っていたもので、そう度々通しで上演されるものではなく、この時とばかり、お昼、夜とも見に行きました。 やっと「手習鑑」の、意味も分かりました。 このお話も親子の情、家族の情、の話なのだと思います。 人形が本当の人間に見えた初めての演目でもありました。 世界に誇る、日本の人形劇、文楽。 もっと注目されても良いと、私は思います。 大阪に住んでいて、文楽を一度も目にしていないなんて、本当に勿体ない、と思いますね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|