マーサの幸せレシピ
2001年 ドイツ映画 105分
主演 マルティナ・ゲデック
監督 サンドラ・ネットルベック
あらすじ マーサはハンブルグのフランス料理店で女性シェフとして働いている。優れた味覚と腕前を持ちながら、オーナーからは”街で2番目のシェフ”と評されていた。マーサは、仕事は優秀だが、逆に自ら食事を楽しむこともない。なかなか人に心を開かず休日も一人で過ごし、デートにも出掛けない。そんな彼女にも一大転機が訪れる。姉が事故死し、その娘リナをマーサが引き取ることになる。始めは互いにギクシャクしていたが、陽気に人生を楽しむイタリア人シェフマリオの出現によって、忘れていた心の触れ合いに気が付いていく。
今公開中の映画「幸せのレシピ」のオリジナル版です。TVでこの映画の予告編を見ていて、「あれ、これ前にツタヤで借りた映画にストーリー似てるわ」と思ったら、似ていて当たり前、こっちがオリジナルだったんです。
去年か一昨年に、何気に借りたものでしたが見終わったあと、「いい映画だった」と思えました。ドイツ映画って地味なので、ミニシアターでしか上映されてない為、上映当時全然評判にはなってませんでした。
料理に文句をつけられると客とでも大ゲンカするが、自分の思いを表現するのが下手な主人公。でも、自分の姪とマリオに対する二つの愛を知ることで、段々変っていくのが、すごくほのぼのした感じで映画に流れている。
見てもすぐ忘れてしまう大型作品が多いが、こんな地味な映画にこそいい作品があるんだなって思わせてくれました。
今上映されている「幸せのレシピ」は、どうなんでしょうか?