さっき他の人のブログを読んで、泣いてしまった
(ご両親と旅行に行って、もしかしたらこれが最後になるかもと想像したら泣けてきた)という内容でした。
その気持ちが分かると同時に、なんか羨ましい気持ちになった。
私も母が生きていたら、そんな風に旅行や買い物に一緒に行けただろうにと思うと、今更ながら親孝行できない事が悲しくて
母は、私が娘を産んだ3か月後に他界しました。
若いころから働きづめで、やっと子供三人が結婚してやれやれこれから自分の人生を楽しもうという時に、死んでしまった。
私が出産する頃に具合が悪くなって入院、それから体力が回復したら検査しましょうということになっていたが、検査することも無く3か月後には危篤状態になり、集中治療室に運ばれてしまった。
私も出産したばかりで、母の看病も出来ずお見舞いにもなかなか行けなかった。
8月の暑い中、生後2か月になる娘をどうしても母に見せたくて、娘を連れてお見舞いに行ったら、母はとても喜んでくれて、「お見舞いに貰ったプリン食べていきや」と、言ってくれたのを憶えている。
(そういえば帰ってから娘が熱をだして、えらくお医者さんに叱られたっけ)
その時はとても元気そうに見えた。
それから1週間もたたないうちに、危篤の知らせがきた。
朝一番で駆けつけた時はもう、集中治療室に入っていたので会う事も出来ず、次に母と会う事ができたときははもう喋ることも笑う事も出来なくなっていた。
56歳でした。
私もだんだんと母が逝った年齢に近くなるにつれて、本当にこれからだったのにという思いがする。
ボケた父親のもとに毎週通ってる友達なんかは、
「自分の両親のボケた姿を見なくて、かえって良かったんとちがう」
と言ってくれるが・・・
自分の親が死ぬのは悲しい。
でも、自分の親がだんだんボケ行くのを見るのも悲しいことだと思う。
幸い私の父は、今のところボケてはいない(でも、一緒に住んでる兄嫁がチョットボケてきてるとは言ってたが)
母に出来なかった分、父に親孝行しなくてはと思うけど、
現実には、この間お墓参りの時に兄の家に寄って、久々に父の顔を見たような次第です。
ごめんね、ホント親不幸な娘で。
母もお墓の下で、「チャンとしなさい」って怒ってるかもしれないな。