「キングダム 見えざる敵」
主演 ジェイミー・フォックス ジェニファー・ガーナー 他
あらすじ
冒頭、サウジアラビアの外国人居住区で無慈悲な自爆テロが発生する。
現地へ乗り込み、黒幕を突き止めようとするFBI捜査官がサウジの警察官と
対立するが、やがてプロ意識を持った者同士が微妙に心を通わせていく。
そしてお互い協力しながら、だんだんと捜査が黒幕に近づいていく。
最後には激しい銃撃戦に。
はたして黒幕は誰か?
そして銃撃戦の末に、みんながそこで見たものは何か・・・・・・
最初の自爆テロの映像がかなりリアル。
ニュースでよく耳にする「自爆テロ」って、こんな感じなのかなぁと思える。
社会情勢や政治を背景に、過酷な状況に引きずり込みながも
エンターティメント性を保つ演出や
クライマックスの30分間のバトルに、かなり圧倒された。
しかし、ジェイミー・フォックス達が上層部の反対を押し切ってまで
サウジに乗り込んだのって、自分たちの親友がテロで命を落としたからで、
それってかなり私情を持ち込んでませんか?
関係の無い人だったら、自分たちのクビ覚悟でそんなことしなかったのではと
意地悪な見方をしてしまった。
アメリカが自爆テロを受けたのも、結局それまでに自国が他の国に対して
それ以上の事をして来たからだと思う。
映画の最後のほうで、サウジの子供の瞳のアップが
「報復の連鎖」の火種を消すことの難しさを、物語っていた。