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2012.01.14
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カテゴリ:SF
「ターミネーター2」 Terminator 2 : Judgment Day 1991年 アメリカ映画

監督 ジェームズ・キャメロン
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー リンダ・ハミルトン エドワード・ファーロング

 皆さんご存知の、ターミネーターシリーズの中で、1番面白く、1番ヒットした作品です。第1作とは違い、製作費も格段に増え、大スターとなった、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーが、悪役からヒーローに転じている傑作です。あらすじとかは、いまさら紹介するまでもないでしょう。

 「T2」の魅力は、まず何といっても、新型ターミネーターのT-1000でしょう。全身が液体金属で作られており、自由自在に形を変えることができます。いろいろな人に化けるのはもちろん、鉄格子などは簡単にすり抜け、指や手を鋭い刃物に変えて人を殺害し、最期には、液体窒素で凍らせてやっつけたと思ったら、鉄工所の熱で溶けて復活します。その無敵さと第1作のシュワちゃん以上のしつこさで、どうやってやっつけるのだろうと、どんな人でも、ハラハラドキドキ、映画の世界に引き込まれてしまいます。
 しかし、実はどう考えても、いくら科学が発達しようが、そのすべてを液体金属で作り上げることは全く不可能なのが残念です。
 電子頭脳や動力源など、ロボットとしての中核部分は別の材料で、できるだけ小さく作っておき、それを核として、磁力か電気力で液体金属を固定し、全身の形を作るというのなら、実現は可能かもしれませんが、完全にすべてを液体金属でつくることは不可能だろうと思われます。残念です。
 ちなみに、このT-1000が人に化けて、その化けられた人物が同じ場面に出てくる映像がたびたび出てきますが、なんとこの映像、CGではないそうで、わざわざ一卵性双生児を使っているのだそうです。
 そして、なんとこの映画の思いっきり中心人物であるサラ・コナーを演じているリンダ・ハミルトンも一卵性双生児で、T-1000が化けているサラと、本人のサラが同じ画面に登場することができたそうです。
 監督は、この第2作にこういう新ターミネーターが登場することを見越して、第1作を作るときに、リンダ・ハミルトンをサラ・コナー役に起用したのでしょうか。そうだとしたらすごいことです。でも、きっとたまたまでしょうけど。

 「T2」の魅力として、もうひとつ考えられるのが、ジョン・コナー少年(エドワード・ファーロング)と、ボブおじさんことT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)との、友情にも似た主従関係です。
 未来でジョン・コナーにプログラムを書き換えられ、人間の味方になり、過去に送られたT-800なので、ジョン・コナーの命令は絶対なのです。
 ボブおじさんことT-800は、人間の扱い方や、車のキーの探し方(しかし、なぜアメリカ人は車のキーをサンバイザーのところにはさんで、カギもかけずに置いておくのでしょうか。盗んでくれと言っているようなものじゃないですか。)まで、いろいろなことをジョンから命令(教育?)されます。
 その命令は絶対なので、ジョンから人間は絶対殺すな、と言われたT-800は、それ以降、人間は全く殺していません。警官隊に囲まれた時も、警官たちを機関銃で撃っていますが、(いつものごとく片手で)すべてパトカーなどに当たっており、人間は狙っていません。(まるで機械のように正確です。あっ機械なんだった。)また、どうしても人を撃たなければ逃げられないときは、必ず足など命にかかわらないところを撃っており、動きを止めるだけで命を奪わないようにしています。
 このジョンとT-800の心の交流が、初めは前回と同じ姿で現れたT-800に対し、思いっきり警戒していたサラの警戒心を解き、最後の感動の別れのシーンにつながっていきます。その話の持って生き方の巧みさに脱帽です。

 やっぱり、シリーズ中最高のヒットを飾った「T2」です。非常にうまく作られています。このあとの「T3」が、ちょっと残念に終わっているだけに、この「T2」のおもしろさが際立っていますね。

 さて、これで「ターミネーター」シリーズの記事をすべて書きました。後は、スカイネットがT-800を、ジョン・コナーがカイル・リースを、過去へ送る場面が出てくるであろう「T5」と、スカイネットと人間との戦争に決着がつくはずの「T6」を、待つばかりです。楽しみです。





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Last updated  2012.01.15 02:40:19
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