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カテゴリ:アクション
「ドライヴ」 Drive 2011年 アメリカ映画 監督 ニコラス・ウィンディング・レフン 出演 ライアン・ゴズリング キャリー・マリガン 久しぶりに、DVDをレンタルしてきました。 久しぶりにレンタルするにあたって、何を借りようかなと思った時、とても観たいと思っていたのに、行きつけのレンタルビデオ屋(おなじみの夢○書店です。)では、おすすめコーナーにずっと置いてあって、いつ行ってもレンタル中で借りられなかった作品があったことを思い出したのです。 ということで、今回は、僕の大好きなキャリー・マリガン出演で、カンヌ映画祭の監督賞をはじめ、いろいろなところで賞をもらっている、この作品についてお送りします。 天才的なドライビングテクニックを持つ寡黙な“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)は、昼は映画のカースタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手というふたつの顔を持っていました。 家族も友人もいない孤独なドライバーは、ある晩、同じアパートに暮らすアイリーン(キャリー・マリガン)と偶然エレベーターで乗り合わせ、一目で恋に落ちてしまいます。 不器用ながらも次第に距離を縮めていくふたりだったが、ある日、アイリーンの夫スタンダードが服役を終え戻ってきます。本心から更生を誓う夫を見たアイリーンは、ドライバーに心を残しながらも家族を守る選択をします。 しかし、服役中の用心棒代として多額の借金を負ったスタンダードは、妻子の命を盾に強盗を強要されていたのです。スタンダードに助けを求められたドライバーは、無償で彼のアシストを引き受けます。 計画当日、質屋から首尾よく金を奪還したスタンダードだったが、逃走寸前で撃ち殺され、ドライバーも九死に一生を得ます。 何者かによって自分たちが嵌められたことを知ったドライバーは、手元に残された100万ドルを手に黒幕解明に動き出すのでした。 なかなかいい作品でした。 天才的ドライバーが主人公(なぜか名前が出て来ません。その意味がよくわかりません。)ですが、そのテクニックを生かしたカーチェイスだけが見せ場ではなく(もちろんカーチェイスも見せ場の一つで、なかなか見ごたえありましたが。)、どちらかというと主役2人の不器用な恋愛が物語の中心です。 自動車整備工&カースタントマンとしてまじめに働く一方、強盗の逃がせ屋として裏社会に生きる男、実は訳ありな過去(劇中ではまったく語られておりませんが、そんな雰囲気を感じさせます。)がありそうな寡黙な男を演じるのは、ハリウッドでも最近注目株の、ライアン・ゴズリングです。 以前このブログでも取り上げ、さんざんこけおろした「完全犯罪クラブ」という映画でゲーム的に殺人を犯す、ちょい悪高校生を演じていた時は全くノーマークだったんですが、人形を相手に真剣恋愛をするシャイな青年を演じていた「ラースとその彼女」では、そのイメチェンぶりに驚かされ、この映画では、無表情で無口ですが、心の中には熱いものがありながらも、訳ありな過去のために積極的になれないでいるイケメン(でも、キレると怖い)を好演しています。確かに今後楽しみな俳優です。 そして、もう1人の主役、刑務所に入っている夫をけなげに待ちながら、細々と1人息子を育てていたが、突然現れた優しいイケメンに心を奪われつつ積極的になれないでいる、薄幸な女性、アイリーンを演じる、キャリー・マリガンですが、もう最高です。(はっきり言ってひいき目200%ですので、ご注意を。) 常に何かを訴えかけるような憂いを含んだ瞳、そんな目でじっと見つめられたら、この子を絶対に守ってやらねばと思わない男はいないでしょう。特に、出所してきた夫を祝うパーティなのに、なぜかその喧騒から離れ、廊下で1人物思いにふける彼女、もう、今すぐにその場へ飛んで行って思いっ切り抱きしめてあげたかったです。(でも、彼女が待っていたのは“ドライバー”ですけど。) 「わたしを離さないで」の時も思いましたが、なんでこの娘、こんなに薄幸な女性が似合うのだろう、笑顔はかわいいけれど、たれ目でちょっと上を向いただんごっ鼻で決して絶世の美女ではないのですが、思わず惚れてしまう魅力にあふれています。(ただ単に、僕の好みにドンピシャなだけという話もありますが。) ということで、改めてキャリー・マリガンが大好きだという気持ちを確認させられた映画でした。 「華麗なるギャッツビー」も絶対見なくちゃね。かつてのロバート・レッドフォード主演版で、ミア・ファローが演じていた役ですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.12 18:14:46
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