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2015.06.21
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カテゴリ:サスペンス
ハウンター1

「ハウンター」 Haunter 2014年 カナダ・フランス映画

監督 ヴィンチェンゾ・ナタリ
主演 アビゲイル・ブレズリン

 さて、いつものDVDをレンタルしてきたとき恒例の無名映画紹介コーナーです。
 今回は例の夢○書店のサスペンスコーナーで見つけたこの作品です。観賞後、ネットで情報を探していると、ホラー映画と紹介している記事が多数ありました。確かに、幽霊が題材になっている作品ですが、怖がらせるのが目的ではなく、謎解きと状況打破がテーマの作品なので、それはサスペンスでしょう。
 「ザ・ライト~エクソシストの真実~」をホラーコーナーに、「ゲット・スマート」をアクションコーナーの007シリーズの横に置いている夢○書店ですが、今回だけは正しいですね。
 ネットで全世界に向けて(まあ、日本語ですけどね。)、自らの恥部をひけらかしたがる人が多くて困りますね。(まあ、そういう僕自身も結構、恥ずかしいこといっぱいいっぱい書いてると思いますけどね。)

 深い霧に包まれたある朝、15歳のリサ(アビゲイル・ブレズリン)は、トランシーバーから響く弟の声で目覚めます。キッチンに降りていくと母親がパンケーキを焼いていて、
 「明日の誕生日はどこかへ食べに行こうか?」と話しかけてきます。父親はそのために故障した車を修理しているが、なかなか上手くいきません。母親に洗濯機を回すように言われ、ランチはマカロニチーズ、ディナーはミートローフ。両親に
 「何か悩み事があるのか?」と聞かれつつ、夜は家族でテレビドラマをみるのです。
 でも、この一日は昨日も、一昨日も、一週間前も、一年前も、1985年のある日からずっと繰り返されているのです。その事に気が付いているのはリサだけでした。家族は誰も気付いていないのです。
 これは夢なのだろうか。ここはどこなのだろうか。自分たちはどこか違う世界に飛んでしまったのだろうか。それとも死んでしまったのだろうか・・?
 リサは少しずつ調べ出します。すると、どこからか自分の名を呼ぶ声が聞こえ始め、隠された秘密の扉の奥に、不気味な小部屋を発見してしまいます。
 リサがいつもと違う行動を取り始めた頃、いつも穏やかな父親が暴力的になり、そしてついに玄関のチャイムが鳴ります。訪れたのは怪しい電話会社の作業員で、通じなくなっている電話の修理に来たというのです。

ハウンター2

 結論から言いますと、今回は大当たりでした。すごい面白かったです。
 何故か同じ1日を繰り返す毎日、その事実にリサ以外の家族が気づいていないこと、深い霧に包まれていて家から離れられないこと、謎だらけで始まる物語ですが、その当初の謎の理由、「ああ、この家族は死んでいて、それに気づいていないんだな。」と、この手の話に慣れている方々ならおそらくは推測できるであろうその理由が明らかになって来るにつれて、なぜ彼らは死んだのか、謎の小部屋は何なのか、どこからか聞こえる声は何なのか、怪しい訪問者は何者だ、父親の変化の理由は、などなど、新たな謎がどんどん生まれ、どんどん引き込まれていきます。そして、すべての謎が明らかになり、問題が解決され、実は一見関係なさそうなことが伏線(いくつかあります。1985年というのも実は意味があったりするんですね。)として冒頭から語られていたんだという事実に驚き、感動の結末を迎えるのです。(しかし、僕的には、結末については理屈に合わないので、嫌いです。リサ的にはハッピーエンドですが。)

 ストーリー構成や、脚本や演出がいいということなのでしょうが、取り上げるべきは、やっぱり主人公リサ役のアビゲイル・ブレズリンの、表情あふれる熱演でしょう。とにかく文字通りの孤軍奮闘で、大活躍なんです。
 ちょっとオーバーアクション気味ですが、表情豊かな熱演を見せているこの子、どこかで見たことがあるなあ、と思っていたら、かつてサンダンス映画祭で注目され、インディペンデント映画であるにもかかわらずアカデミー賞で作品賞など4部門でノミネートされ脚本賞・助演男優賞を受賞した、あの「リトル・ミス・サンシャイン」で実質的主演の女の子オリーブを演じ、助演女優賞に史上4番目の若さでノミネートされた(残念ながら「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソンに負けて受賞はできませんでした。まあ、しょうがないか。)、あの子だったんですね。そう、ぽっちゃり・メガネっ子だけど、美少女コンテストにノリノリだったあの子です。
 主人公が15歳と364日(16歳の誕生日の前日を繰り返しています。)という設定なので、印象的な演技のできる10代後半の女の子が不可欠な映画です。彼女の存在なくしては、成り立たない映画です。
 僕は不勉強で知らなかったのですが、「私の中のあなた」や「エンダーのゲーム」など、この間いろいろと出演していたようです。(M・ナイト・シャマラン監督のあのSF問題作「サイン」がデビューだったんですね。)ジョディ・フォスターやクリスチャン・ベールやキルスティン・ダンストのように、順調にキャリアを重ね、演技派女優として成長してくれることを期待しています。(若干、相変わらずのぽっちゃりが気になりますけどね。でも、僕は好きですけど。)

ハウンター3

 ということで、またまた無名だけど面白い映画を見つけてしまった(だから、レンタルビデオ屋で捜索するのがやめられないんですよね。玉砕することもよくありますが。)ということと、前回に引き続き、また将来楽しみな僕好みの演技派若手女優を発見してしまった、というお話でした。





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Last updated  2015.06.21 13:00:41
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