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2017.09.30
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カテゴリ:アクション



「シャーロック・ホームズ」 
Sherlock Holmes 2009年 アメリカ・イギリス映画

 

監督 ガイ・リッチー

出演 ロバート・ダウニー・Jr. ジュード・ロウ レイチェル・マクアダムス

   マーク・ストロング

 

 コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」、昔はまりました。小学校高学年の頃です。以前書いたかもしれませんが、その頃の僕は学校の図書室に入り浸っていました。ちょうどそのころ図書室に入荷した「シャーロック・ホームズ」のシリーズにはまったんです。それは、初めて出会った“推理小説”でした。その後、僕は“推理小説”にはまっていきます。横溝正史、江戸川乱歩、アガサ・クリスティなどを読み漁りました。

 そんな僕の推理物好きの原点「シャーロック・ホームズ」、それがあの「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr.主演で映画化されると聞き、観たかった1本です。

 

1890年、ロンドンの探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)と相棒で同居人のジョン・ワトスン博士(ジュード・ロウ)は、5人の女性を儀式で殺害したブラックウッド卿(マーク・ストロング)の新たな被害者を助けに向かいます。2人はレストレード警部が到着する前に殺人を阻止し、ブラックウッドを警察に引き渡します。

3ヵ月後、ホームズは刑務所で死刑宣告されたブラックウッドに面会します。ブラックウッドはさらに3人の止められない死が起こり、世界が変化するだろうと言います。

その後ブラックウッドは絞首刑になりワトスンが死亡を確認します。

その3日後、過去に因縁がある女泥棒アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)がホームズのもとを訪れます。彼女はルーク・リオドンという名の男の捜索を依頼してきます。アドラーが部屋を後にするとホームズは彼女を尾行し、顔の隠れた謎の雇い主に会うところを目撃します。

その行方不明のリオドンという男こそ、ブラックウッドの計画のカギを握る男だったのです。歩いているブラックウッドの目撃証言があり、墓の中の棺からはリオドンの死体が発見されます。その死体から手掛かりを探し、リオドンの家を発見したホームズとワトスンは、科学と魔術の融合を目的とした実験が行われた痕跡を発見するのです。




  予告編を観た時からわかっていました、この映画が、コナン・ドイル原作の推理小説「シャーロック・ホームズ」と違うことは。爆発あり、格闘あり、の見るからに派手な映像、そして、ボサボサ頭に無精ひげで、ヨレヨレのシャツを着ているロバート・ダウニー・Jr.の演じるホームズと、イケメンで強そうなジュード・ロウ演じるワトソン、原作通りなのは、ホームズのバイオリンがいけてないところだけですから。

 制作者が自ら“新しいホームズを作りたかった”と語っているように、従来通りのホームズ映画を作ろうとは、ハナから思っていなかったようで、とにかく、コナン・ドイルが創造したまさに英国紳士なスマートな名探偵シャーロック・ホームズを観ようと思って観てはいけません。まあ、DVDのパッケージのロバート・ダウニー・Jr.の姿を見れば一目瞭然でしょう。

 しかし、がっかりしてはいけません。確かにミステリーとしてはいまいちですが、アクション映画としては、なかなか面白く仕上がっているのではないでしょうか。結構楽しく観賞できました。

 ただ、どこかの小学生の体に閉じ込められた高校生探偵のような熱狂的シャーロキアンが、怒り出さないか心配だったのですが、特に問題になることもなく、結構な興行成績で、続編も公開され、今度、第3弾も作られる(ただ、主役のロバート・ダウニー・Jr.が、「アイアンマン」の方で忙しいそうで、なかなか取り掛かれないようですが。)ようで、ちょっとホッとしています。まあ、犬のホームズ(宮崎駿)の時も特に問題にはなりませんでしたもんね。




  ということで、コナン・ドイル原作の本格的ミステリーではありませんが、なかなか楽しいアクション映画を、今回は紹介しました。

 ロバート・ダウニー・Jr.は「アイアンマン」に続いて、ヒットシリーズに恵まれ、うらやましい限りですが、ただ、半世紀以上生きている彼の体力がいつまで続くのかだけが心配です。「アイアンマン」とともにね。






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Last updated  2017.09.30 17:21:01
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