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2017.10.29
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カテゴリ:ファンタジー





「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」

     Fantastic Beasts and Where to Find Them 2016年 イギリス映画

 

製作・脚本 JK・ローリング

監督 デヴィッド・イェーツ

出演 エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラー

  アリソン・スドル サマンサ・モートン コリン・ファレル エズラ・ミラー

 

 このブログでは紹介していませんが、「ハリー・ポッター」シリーズは大好きで、全話DVDを購入し、繰り返し観ています。だから、このスピンオフ作、とってもとっても観たかったんです。

 で、安く売っているDVDを見つけて、喜び勇んで買って帰り、さっそく鑑賞しました

 

1926年、闇の魔法使いグリンデルバルドがヨーロッパで猛威を振るっていました。

そんな中、魔法動物学者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は船でニューヨークに渡ってきました。ニュートのスーツケースの中には彼が世界中で保護した魔法動物たちで一杯ですが、税関の手荷物検査は間一髪通り抜け、ニューヨークの町中へ。

ニュートが通りを歩いていると、新セーレム慈善協会の指導者、メアリー・ルー・ベアボーン(サマンサ・モートン)が魔法使いの脅威と撲滅について熱心にスピーチをしていました。

ニュートがそのスピーチについ足を止めていると、スーツケースから、ニフラーという魔法動物が逃げ出してしまいます。光り物が大好きなニフラーを追って、ニュートは銀行へ。そこには、パン屋を開くための融資を断られ、途方に暮れてベンチに座っているジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)がいました。

ニフラーを追うどさくさの中、ニュートとジェイコブのトランクが入れ替わってしまい、“オブリビエイト”(記憶を消す魔法)することなく、ジェイコブに逃げられてしまいます。

それを見ていた元闇祓いのティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)は、魔法機密保持法に違反したニュートを捕まえて、アメリカ合衆国魔法議会(マクーザ)へ連れて行きます。しかし、スーツケースを開けてみると、パンが一杯つまっていたため、ニュートは解放されます

一方自宅に帰ってきたジェイコブは、中に何が入っているかも知らずスーツケースを開け、中に入っていた魔法動物に逃げられ、自宅は半壊状態になってしまいます。

ニュートとティナはジェイコブの家を修復し、ティナが妹クイニー(アリソン・スドル)と暮らす家に、ジェイコブも連れて退避します。




 シリーズ第3作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で登場する、ハグリット先生の魔法生物飼育学の危険な教科書(うかつに触ると噛まれます。)、『幻の生物とその生息地』の著者、ニュート・スキャマンダーを主人公にした新シリーズの第1作です。

 僕は、このスキャマンダーを主人公にした新シリーズが作られるというニュースを聞いた時から、非常に楽しみにしていました。「ハリー・ポッター」シリーズにちょくちょく出てくる、ゴブリンやケンタウルスなどなど異形な者たち、ドラゴン・ピクシー・ヒッポグリフ・フェニックスなどの魔法動物が大好きだからです。

 このブログでもたびたび触れていますが、恐竜好きで深海生物好きで、かつて怪獣博士だった僕は、こういう異形のものが大好きで、「千と千尋の神隠し」の湯場に異形のお客様がウジャウジャいる場面や、「スター・ウォーズ」の酒場の場面や「メン・イン・ブラック」の秘密の宇宙空港の場面など、異形の宇宙人がたむろっている場面が大好きです。

 だから、異形な魔法生物がたくさん出てくることが必然であるこの映画、とってもとってもとっても楽しみだったわけです。

 光物が大好きですばしっこいニフラー、透明になれるがゆえに透明マントの材料として乱獲され希少種になってしまったデミガイズ、翼のある蛇で大きさ自由自在なオカミー、翼で嵐を巻き起こすサンダーバードなどなど、もう楽しくってしょうがない映画でした。多くの方々が思っているように、僕もニュートのトランクの中に入ってみたいと心の奥底から思いました。

 

 この映画、魔法動物の楽しさだけが見どころじゃありません。

 やっぱり役者陣の巧みな演技も見どころです。

 まず何といっても、主人公のニュート・スキャマンダーを演じるエディ・レッドメインですね。難病に侵されながらブラックホール関連で画期的理論を発表し続ける天才物理学者スティーブン・ホーキング博士を演じてアカデミー賞主演男優賞を受賞し、翌年は世界初の性別適合手術を受けたリリー・エルベを演じて2年連続ノミネート(受賞は残念)されている新進気鋭の演技派です。(「ジュピター」では、あのラジー賞も受賞していますが。)

 この映画でも、人見知りで人付き合いはうまくないが、魔法生物の前では非常に饒舌になり、愛情をもって世話をする主人公の個性を巧みな演技で表現しています。

 アメリカ合衆国魔法議会長官パーシバル・グレイブルを演じるコリン・ファレルは、悪役フラッグ立てまくりの初登場でしたが、アメリカ魔法界の大物を威厳たっぷりに演じていましたし、メアリー・ルーの養子クリーデンスを演じるエズラ・ミラーは、屈折した悩める少年を怪演し、存在感抜群でした。まだまだ経験の少ない若い俳優さんですが、「ジャスティス・リーグ」でフラッシュを演じているようですね。今後が楽しみです。

 かつて「マイノリティ・リポート」や「CODE46」で笑顔が印象的なかわいらしい女性を演じていて気に入っていたサマンサ・モートンが、えげつないおばさんを演じていたのはちょっとショックでしたね。あまりにもえげつなくって、最初誰だか気が付かなかったほどです。

 そんな中、たまたまニュートと同じトランクを持っていたがために、事件に巻き込まれてしまう普通の人間(アメリカでは“ノー・マジ”イギリスでは“マグル”と言います。) ジェイコブ・コワルスキーを演じているダン・フォグラーの存在感が気になりました。いわゆる普通の小太りなおじさんなんですが、表情豊かで、なんとなく憎めない、見るからに人のよさそうな男を好演していましたね。ただ“ノー・マジ”ですが、ラストの感じだと、続編に出てきそうな雰囲気(詳しくは秘密)でしたので、とっても楽しみです。




 ということで、ニュートが魔法動物たちの能力を生かして、闇の魔法使いグリンデルバルドと対決していくというシリーズの基本路線を作り上げ、すでに来年第2弾が公開され、次は若きダンブルドアが登場すると話題になっている、人気シリーズになること確実な第1作がとってもとっても期待通りで面白かった、というお話でした。

あっそうだ、あと、今までの「ハリー・ポッター」シリーズと違って、原作小説が出来上がってから、映画化されたのではなく、原作者のJK・ローリングが、直接脚本を書いているため、お話をカットした感ありありな時間が飛ぶ場面が全くなく、物語がテンポよく展開されるのもとってもいいなと思った、ということも付け加えておきましょう。






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Last updated  2017.10.29 21:27:54
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