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弥生椿

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2023.05.23
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カテゴリ:親の話
母に昨年あたりから認知症の症状が出てきた。

ある時めまいがする、ということで耳鼻科にいったところ、
先生の勧めで脳のMRIをとることになり、しばらく薬を飲んでいた。
めまいはその後治ったのだが、いつの頃か、
歯医者の予約についておかしなことを言うようになった。
来週の予約なのに今日行くと言ってきかない。
とりあえず辛抱強く説明したところ、諦めてもらったのだが、1時間程度かかったか。
こちらはただただ「なぜ?何を言っているの?」という困惑ばかり。
父に話し、父からかかりつけ医に話してもらい、
普段飲んでいる薬に認知症の薬を加えてもらうことになった。

母の症状は見当識障害が主で、日時の感覚がおかしくなる。
夕方昼寝をしてしまったときは、今が夜だということがわからなくなって
会社から帰った私に「今は朝?どこに行くの?」と言ってきたこともあった。
(それからは自分が家にいる週末などは、昼寝の時間を早めにとってもらい、1時間ほどで起こして時間を言うようにしている)

たまたま話をしていてわかったのだが、もう何十年もつかっているバス停から
家に帰れなかったこともあったとのこと。場所の見当も弱っているらしい。

とはいえ、まだそれ以外は目に余る症状は出ないままだったが、
つい先日、好きなアイドルと話したと言い出した。
びっくりして話を聞くと、父もまだ仕事をしているので日中一人の時間に
YouTubeで好きなアイドルの動画を見ているようなのだが、
YouTubeはエンドレスに動画が流れてくるので、TVの感覚でずっと見ているらしく、
そのうち、自分が画面のアイドルから話しかけられたというのだ。
さすがに同意できず、冷静を保ったまま、画面の人と話すことはできないと説明し、
最後はとりあえず話をそらして終わったのだが、昨日はとうとうアイドルがけがをしたので
薬を届けたいがどうしたらいいのかと聞いてきた。
正直、ショックなのと、母の優しい気持ちが辛くて、こちらも辛い。
なんとか収めたが、父も状況を受け止めきれないし、私も頭を抱えてしまった。

けど、検索してみたら、これもやっぱり認知症の症状の一つでTV徴候というものらしい。
TVの世界と現実の世界の区別がつかなくなってしまうというもの。
わかればこちらも落ち着くことができる。
エンドレスに動画を一人で見続けるのがいけないのかなと思って、
今日はYouTubeは見られないようにし、代わりに
番組に終わりがあるTVの録画を見てもらうよう話しをしてきた。
ちゃんと見れてるかな・・・見れているといいな。

だんだんといろいろな症状が出てきて、腕も足も筋肉が落ちて細くなってしまって、
背中も曲がってきてしまって、老いを実感してしまう。
母ばかり心配してしまうが、父も頭はしっかりしているけど、耳は遠くなってきて
酒も弱くなり我慢ができなくなるなどの老いは顕著になってきた。

一緒に居られる時間は有限だなと強く思う。
自分が両親にできることは何か、何をしてあげれば良いのか、考える時期なのだな。
できることは両親のためにも自分のためにもしてあげたい。
終わりの気配を感じるのは強烈に寂しいけど、
でも突然じゃなくて気持ちの準備も行動もできるのはありがたいこと。
できるだけ後悔のないよう、やれることをやっていこう。





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Last updated  2023.05.23 11:06:40
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