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テーマ:徒然なるままに(1486)
カテゴリ:懐かしいこと・もの
朝顔に つるべ取られて もらい水 これは、江戸中期の女流俳人・加賀千代女の有名な俳句の一つです。 昨日の和菓子の名前に「もらい水」があったので、思い出しました。 「つるべ」とは、井戸水をくみ上げるのに使う桶のこと。 井戸のつるべに朝顔が巻き付いてしまいました。 これを切ってしまうのは 、かわいそう。 隣の家の井戸水を、もらいに行こう。 加賀千代女さんは、「あさがお」を、多く歌っています。 あさ顔や蝶のあゆみも夢うつゝ 朝顔や宵から見ゆる花のかず あさがほや帯して寝ても起はづれ 朝がほや宵に残りし針仕事 あさがおというと、小学1年か2年の時、各自、鉢に種を植えて観察したことを思い出します。 夏休みに入ると、毎日、咲いた花の数を調べるのが、宿題でした。 娘たちも、同じようなことをしてました。 夏休みに、母の実家のある田舎に行くと、「井戸」がありました。 滑車を使って、縄の先についた桶(つるべ)を上下させて、水を汲み上げていました。 とても、めずらしかったです。 井戸水は、ほんとに、ひやっとして、冷たかったですね。 夏は冷たく、冬は温かい、井戸水。 井戸水は一年を通してほぼ一定の温度に保たれているので、そう感じられると言います。 その井戸水で冷やしたスイカを、いとこたちと大勢で、食べました。 「やかん」に入れられた、「粉末ジュース」にビックリしたのも、この頃でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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