風うた日記

昨年２０周年を迎えることが出来たうちの店


この２０年の間多くのバイトの子によって支えられてきました


私が子供と同じ時間を過ごすことができるのもこうしたバイトのみんなのお陰でもあるのです


女の子は右脳も左脳もいっしょに働くので仕事を覚えてからは頼りになる子が多いみたい


生まれ持った母親になれる性質がそんな力を働かせてくれるのかも


男の子は個人差があるのかもだけどどちらかというと覚えが悪い
（男の人ゴメンなさいね）


気配りが必要なこの仕事はお客様に目線を送りながらも
手元では違う仕事をこなさなくてはいけないのです


うちの店でバイトすることでお客様が育ててくれることがたくさんあります


お得意様のお客様だといろんな職業の方がいらっっしゃるので
お話をすることで貴重な体験も出来るのです


大学では学べない何かを経験して巣立っていったバイトの子たち


結婚したころはバイトの子と歳が近かった私も


気がつけば自分の子と言っても可笑しくない世代の子達が
大切なスタッフの１員として働いてる．．．そんな時代になりました


話が前に戻りますが


比較的覚えが悪い男の子の話


いつも主人に怒られたりアドバイスされてる子だけど昨日のディナーの時でした


お得意様の美容室の若社長さんが奥様とスタッフの子３人でお見えになりました


急いでナイフ・フォークのセットをする彼


若社長の席のセットをする際


普通ナイフは右・フォークは左にセットするのですが彼は反対にしてたそうです


主人が間違ってると思い「反対になってるよ！」と言うと


その若社長さんが「彼は僕のこと分かっていてそうしてくれてるんですよ」
と教えてくれました


そう！若社長さんは左利き


先日食事にいらっしゃった時ナイフ・フォークのセットを変えながら食べにくそうに
食事されてたのを見ていた彼


いつも怒られることが多い彼なのに


気配りを大事に接客してたことに私も聞いてて嬉しくなりました


もちろん主人もその場で褒めましたよ


経験を重ねながらいろんなことを感じて学んで


彼も少しずつ大きな頼もしい男性になって巣立っていくことでしょう


若いみんな頑張れ！！