風うた日記

昨日のこと



午後２時ぐらいに次男から電話
学校で何かあったのかしら？と内心ドキっとしちゃった



「お母さん僕もう帰ってきたんだよ」
大雨警報が発令されたとかで中学校はお昼を食べてたら緊急下校になったとか



その時間は雨はほとんど降ってなく
こんな早くに帰らなくてもダイジョウブと思えるくらいの空模様だったけど



こんな特別なことって子供は好きだ
ついでに何故か私も好き
子供が喜んでる様子が分かるから好きなんだ



その後警報が出されたわりには大雨にはならなかった
「何だか得した気分」
そんな気持ちもよく分かる



でも・・・
熊本地方は大きな被害に遭った
私も過去に２回大水害の経験があるので
被害に遭われた方のことを思うと心が痛む



幼稚園の時に家が水害で床上２ｍぐらい浸かった
近くにある川が氾濫して。。。
ボートで助け出された私たち兄弟
後ろを振り返ると我が家の屋根瓦の上に避難してる母の姿が見える



「お母ちゃんも早く助けてもらえますように」



それ以来ちょっとでも大雨が降ると
私たち兄弟は父の実家や母のお兄さんの家に避難した



父の実家に行くのはとっても嫌だった
母を嫁いびりしてる結婚してない叔父・叔母がまだ幼い私たちにも
皮肉たっぷりにいろいろ言ってくる



そんな叔母たちに背を向けて
聞こえてくる母の悪口に布団の中で涙した



母方の従姉妹の家に泊まる時はとっても嬉しかった
おじちゃんもおばちゃんも優しくって女の子ばかり６姉妹の従姉妹の家
下宿もしてるのでとっても広い家



同じ歳のＳちゃんもいるし
小学校は近いし
家のことは心配だったけど
とっても楽しい雨の日だった



雨の日はいつも従姉妹の家に泊まりたかった
でも。。。父が許してくれなかった
私たちが流した涙を父は知らない



どんなに小さな心を痛めてたか
それを伝えることはできなかった
大人になっても思い出話で聞いてくれるような父ではない




母は言わなくても分かっていた
自分自身がとっても虐げられていたから。。。




大雨が降ると避難した小学校時代を思い出す
楽しかった思い出と
苦しかった夜のこと