風うた日記

昨日のことです


次男と夕飯を済ませた７時過ぎのこと
携帯にメールが届いているのに気付きました
送っていたのは長男です
メール受信は６時過ぎ



捨て猫だけど
うちで飼えない？


どこで見つけたのかな・・・？
急いで電話をしてみると
子供の頃よく遊んだ公園の茂みの中で見つけたそうです


彼女を下校して彼女の家まで送る途中
二人で見つけて可愛くて。。。
通りかかったおばちゃんが
「この辺は猫が多くてね。。。君たち飼ってくれないかな？
おばちゃんも家に何匹も連れて帰ってるんだけど
もう飼えないのよね。。。」


長男に言わせると
こんなに小さな猫は初めて見たんだ
可哀想だよ。。。うちでどうにかならない？


子供の頃いろんな種類の動物を飼ってきたけど
(変わりもの好きの父のおかげで。。。)
猫は飼ったことありません


うちはマンション・飲食店
昼間は誰もいないし
子猫を飼うことは想像つきません
「無理だよ。。。」
そう言いながらも揺れ動く母親である私
だって写真見たら可愛いんだもん


でもよく話を聞くと
子猫は３匹いるらしい
親猫はいない



あきらめて帰ってきた長男だけど
晩ご飯食べながら
「今夜は雨が降るの？
雨降ったら猫が濡れちゃうよ。。。
雷も鳴るの？ビックリするだろうな」
とっても心配でいっぱい


私「そんなに心配なら箱に入れて公園のトイレの中にでも避難させたら」
その言葉にすぐに反応した長男
我が家にあった牛乳と発砲スチロールの箱を持って急いで公園に行きました


途中で会った後輩に
「猫に牛乳をあげると下痢したりはいたりする」
とアドバイスしてもらったので
水とパンをあげたら食べてくれた



３匹の猫はあちこち動き回って探すのが大変
公園横の歩道にいたりもうすぐで車道に出そうになっている子もいる
通りかかった友人の手を借りてどうにか３匹見つけたけど
うちから持っていった箱に入れるとすぐに出てしまう


結局また彼女の家から大き目の段ボール箱を持ってきて
雨よけのために傘を段ボールの上にガムテープで固定させた
目立つように公園のアスレチックの遊具の上に置いて
『捨て猫です　誰か飼ってあげてください』
と張り紙をしてきました



そこに至るまでは何度も電話があって
「ねぇ、うちで何とか飼ってあげれない？」
お父さんの店にも電話で相談してたそうです
「今日一晩だけでもいいんだ。。。」


そう言っても。。。
飼えないんだからまたどこかに置きにいかなくちゃいけないんだよ。。。


たくさんの葛藤があったけど
段ボール箱に入れて彼女のお母さんに車で送ってもらって
長男は帰ってきました
彼女んちでも同じようなやりとりがあったのです


「可愛いからって簡単に飼うのは難しいこと
命を預かる責任が必要なんだよ
病気だってするし排尿や排便のお世話もしなくちゃいけない
小さくて可愛くてもすぐに大きくなって
何年も責任持って育てることができるか
それは難しいよね。。。」



長男は猫が大きくなるまで
公園にエサを運んであげたい。。。
とにかく可愛いくて気になって仕方ないのです



朝になっていつもは７時半に起きる長男だけど
今日は６時半に起きました
私がコンビニで買った猫のエサを持って猫の元へ



「でもいなかった。。。箱もなかったよ
ガムテープで固定した傘だけが残っていた」
足元にはおじさん用の帽子が落ちていただけ



きっと親切なおじさんが早朝散歩で見つけて
拾って家に連れて行ってくれたんだよ♪
良かったね


本当はどうかは分からないけど。。。
その言葉に頷いて
ちょっと寂しそうだったけど
長男は学校に登校しました
きっと帰りもあの公園に確かめに行くことでしょう



本当は飼ってあげたかったな。。。
いい人に拾われていたらいいな★


飼ってあげれなかったけど
長男の優しい気持ちに触れて
ちょっぴり嬉しかったりした私でした