風うた日記

今日のちびまる子ちゃんのお話



まるちゃんのお姉ちゃんのお誕生日に
家族でビックリパーティでお祝いしてあげる計画をしていたのに
お姉ちゃんは友達と西城秀樹の野外コンサートに行くことにしていた
そのことを誕生日の前日までお母さんにも知らせてなくて
お母さんは大激怒!!
「お母さんに言っても絶対に反対するって思ったもの。。。」
「お誕生日に秀樹が静岡に来てくれるんだよ
そんな素敵なことってもう二度とない」


小学生が夕方に外出して帰りが１０時近くになるなんて
お母さんは許すことができません
お友達のお母さんが行き帰りに付き添ってくれることになってるって聞いても
お母さんは納得できないのでした



お姉ちゃんの気持ちも良く分かる
お母さんも意地になってしまって面と向かって
「行っていいよ」なんて口にできないのでした


秀樹のコンサートは大雨のために急遽中止になって
心配していたお母さんはエプロン姿のまま駅までお姉ちゃんをお迎えに


お母さんは「ちゃんと話してくれたらお母さんも一緒に考えてあげたんだよ」



ちょっと涙誘われる素敵なお話でした



　　　　　　　　　　　　　　　


このお話を見ていて思い出したことがあります



私の実家の町はコンサートなんて演歌歌手しかこない田舎でした
高校時代のお話です
そんな田舎にもその頃(今でも。。。ですね?)人気のあった
さだまさしさんのコンサートがありました


田舎に住む若者たちは大喜び♪
めったにないコンサートだけど行くためにはチケットを買うお金が必要です


私の双子の姉はケーキ屋さんでバイトしていて
バイト代を持っていたので
仲良しの友達と行く約束をしていました


双子って小学生の頃までは仲良くてどこか互いに依存しているけど
大きくなるにつれて一緒に行動するのが嫌な時期があるんです


姉も私とは行きたくないし。。。
私はお金を持ってなかった
親におねだりしようとも思わなかった



さださんが特別好きだった訳でもないし。。。
行かないでいいって少し無理をしてあきらめました


田舎でめったにないコンサートですから
学校からの通達で保護者が迎えに行くことになってました


コンサート会場は家からも近くて
私も母について迎えに行きました


まだ終ってない会場の舞台の裏側に回ると
さださんの歌が洩れて聴こえてきます
「あっ！聴こえるよ」
それだけでも嬉しくって耳を澄ませていた私



ここから先は大人になってから。。。いえ、去年母から聞いた話です


そのコンサート会場には母の親戚で私が行っていた高校の先生がパトロールで来てました
母と私に気付いたそのお兄ちゃん先生は
「あれっ？胡桃ちゃんはコンサートに行ってないの？
みんな行ってるのよ
行かせてあげれば良かったのに。。。」



母はこの時「胡桃ちゃんにチケット買ってあげれば良かった」
と思ったそうです
そして、それは今でも悔やまれるんだよ。。。って話してくれました


そんな母の想いを初めて聞いた時
私はとっても嬉しくって涙ぽろり


「うん。。。ありがとう
でも今私は好きな小田さんやミスチルのコンサートに行って楽しんでるから
そんなこと気にしないでね」


昔、昔の遠い日の話
母は親の不甲斐なさを感じて
心残りだったそうです



とってもとっても嬉しかった♪
お母さんって大きな存在ですね
私もそんなお母さんになれるように
子供の気持ちも大切にしてあげたい
そう思った★



お母さん、ありがとう～