「HOME」が出てから約1ヵ月。
私の車の中は常に「HOME」が流れています。
私のお気に入り曲は、
○やわらかい風
○彩り
○Another Story
○あんまり覚えてないや
○通り雨
ただね、今までのアルバムと違うのが、「彩り」以外はどの曲も初めて聴いた時から
「コレすごくいい!!」っていう感想じゃなかったこと。
どんどん聴き込むうちに、
どんどん春めいた空気に変わってくるうちに、
「なんかこの曲、めちゃくちゃいいじゃん」って思うようになった…って感じです。
特に「あんまり覚えてないや」に関しては、初めは全然好きじゃなかった。
前評判が高かっただけに「えぇーーーー」って思ってしまいました(スミマセン)。
でも歌詞をちゃんと聴くと、涙出そうでした。
いや、私の両親はまだ2人とも50歳前(私は結構早い時の子なんです)だから、
じいちゃんでもばあちゃんでもないし、歩くスピードも「トボトボ」じゃないけど……
「HOME」=家庭
私は決して恵まれた家庭ではなかったのかなぁ。
家族みんなが元気で、一緒に暮らせることが恵まれた家庭だとするならば、
そのどちらもうちの家族は叶っていない。
でも、私は両親から本当に本当にたくさんの愛情をもって育ててもらったと思うし、
中学生くらいからは「1人の人間」として、私の選択する道をいつも応援してくれていた。
他人との思い出や、ふっと浮かんだメロディーは「あんまり覚えてないや」だけど、
両親との思い出は「ちゃんと覚えてるんだ、こんなに」と歌う桜井さんの気持ちが
何度も聴くうちに、春のキレイな花を見ながら、窓を開けて気持ちいい風を受けているうちに
すぅっと私の気持ちにも入ってきたみたいです。
両親との思い出を「ちゃんと覚えてる」私は、だから自分を不幸だとは思わないのかもしれない。
逆に両親との思い出を「あんまり覚えてない」妹は、自分を不幸だと思ってしまうのかもしれない。
妹は、時々、母に対して小さい子どもみたいに甘えたりします。
もう18歳だから、そばで見ていると恥ずかしく感じたりもするけれど、
そんな甘えんぼの妹を笑顔で受け入れている母を見ると、
今この2人は小さい時に作れなかった思い出を作っているのかもしれない…
そんなことを思ったりします。
あと10年、20年した時、
うちの両親もじいちゃん、ばあちゃんになった時、
妹が今この時期の母のことを「ちゃんと覚えてるんだ」って
母に感謝してくれるようになってほしいなぁ。
私の住んでいるところでは、今週末が桜の見ごろになりそうです。
日曜日は「HOME」を聴きながら、桜の咲いている公園までドライブしよう。
未来のダンナとその愛犬チャピ
私とその愛犬HERO
2人と2匹でお花見しながら散歩しよう。
そして、未来のダンナと私の「HOME」がどんな風になるのか、
のーんびり話したいな(*^^*)