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Wordbook of Kurumimochi               くるみもちの単語帳

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March 29, 2009
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テーマ:趣味の英語(404)
カテゴリ:NHK
 いつもお世話になっているNHKの語学番組。明日からは新年度の番組が始まります。
 
 昨年度はなんと言ってもチャロ! 「ジュークボックス英会話」の佐藤先生が講師と言うことで当初から注目していましたが、期待以上の番組でした。しっかりしたストーリー展開にぐいぐい引き込まれ、英語表現もすっと入ってきました。登場人物ならぬ登場犬も個性豊かで愛着を感じました。昨秋ニューヨークでクライスラー・ビルディングを見上げた時は、チャロと同じようにワクワクしたし、ドレッドが亡くなった時は深いに喪失感を味わい、涙しました。私のあこがれは、いつも陽気なマルゲリータ。彼女の歌う「ニューヨーク・ニューヨーク」が好きで、ニューヨークでも口ずさみ、目覚ましにも使っています。チャロはテレビ・ラジオ・テキスト・PCサイト・携帯サイト、それにテレビの特番と媒体も様々に工夫されていて、本当に楽しませていただきました。英語に興味のない同僚も、テレビでたまたまチャロを見かけ、すっかり夢中になってしまいました。再放送されると聞いて、新年度は最初から見ると喜んでいます。チャロの魅力ってすごい!

 さて新年度の番組ですが、これも興味深いのがいっぱいあって迷います。みっちり英語の勉強ならやはり毎日のラジオ講座、遠山先生の「ラジオ英会話」。大杉先生の「ものしり」シリーズでは、テレビでケネディの演説を取り上げていただいて以来、いろんな英語の楽しみ方を教えていただきました。テレビはここのところ、3か月トピック英会話(「ハートで感じる」シリーズ、「ジュークボックス英会話」、「『赤毛のアン』への旅」、「ニューヨーカーの会話術」「ネイティブ発音塾」)を見ることが多いです。週一ですが、映像が加わることで、興味がましたり、分かりやすかったりするので、日々の勉強プラスにお勧めです。今期は「カリフォルニア縦断!シンプル会話術」、それに「ニュースで英会話」にはいよいよジャパンタイムズの伊藤サムさんが登場!使うニュースが新しすぎて間に合わないのか、テキストがないそうです。でもこんなにたくさん消化できるかしら。と言うことで、これだけは見逃すまいと言うのが、

NHKテレビ トラッドジャパン 4月号

 新番組「トラッドジャパン」です。定年後は地元で英語ガイドのボランティアをしたいと思っているので、一番注目しています。と言うわけで、ゴガクルで募集されていたブロガーイベントに参加しました。渋谷のNHK放送センターを訪れるのは中学の修学旅行以来、ウン十年ぶりです。

 まず試写室で「トラッドジャパン」プロデューサーの長野氏から番組の説明があり、「トラッドジャパン」の「友禅」の回(4月14日放送予定)を拝見しました。「トラッドジャパン」はトラディショナルなジャパンを意味する造語だそうです。NHK国際放送では海外の視聴者向けに日本文化を紹介する「BEGIN Japanology」を放送しています。同じ番組が日本国内の視聴者にも見れるようNHK総合放送でも放送されていますが、もとが英語ネイティブスピーカー向けの番組なので、紹介されるのが日本文化とは言え、かなり上級の英語番組です。この番組で取り上げられたトピックをもとに日本人向けの英語教育番組として作られたのが「トラッドジャパン」。日本の文化を英語でどのように表現するかを学ぶのはもちろん、紹介する日本の文化もあらためて学べると言う二重に美味しい番組だそうです。

 試写の後は会場を移していよいよトークセッション。司会は「トラッドジャパン」でナレーターを務められる青谷アナウンサー。歯切れの良い日本語。さすがアナウンサーです。あとで聞いた英語は、流暢で内容があって、本当にNHKのアナウンサーさんて凄いと思いました。そしていよいよお二人の登場。

ヴァーナム-アットキン氏とバラカン氏

 「トラッドジャパン」のコメンテーター、ステュウット・ヴァーナム・アットキンさんと「BEGIN Japanology」のプレゼンター、ピーター・バラカンさんです。ピンク地のシャツを着ているのがアットキンさん。サンタクロースのようなお髭と笑顔が素敵。モノトーンでシックに決めている紳士がバラカンさん。どちらもイギリス出身で、在日30年を超す日本通です。

 二人のお話から、伝統文化だけでなく、食べ物やアニメ・マンガ、コスプレも想像以上に海外から関心を持たれていることが分かりました。そういえば、トリノのタクシードライバーは日本で食べた「しゃぶしゃぶ」のことを鮮明に覚えていたし、ミラノのホテルでテレビをつけたら、おじゃる丸が出てきてイタリア語で喋ってて不思議な感じがしました。アットキンさんは大学で日本文化を学び、アクシデント(?)で来日されたそうですが、想像していた日本はちょっぴり昔のものだったので、近代的な様子に困惑されたようです。ただ奈良は想像していた通りだったらしく"I love Nara."とおっしゃってくださったので最前列に座っていた私は思わず"Thank you!"と返事をしてしまいました。すると"You come from Nara?"と驚き喜んでくださいました。

 同じ古都でも、京都は関西人にとっては今も流行を先駆けるおしゃれな都会だけど、奈良は一地方都市。県庁所在地名を冠した駅(JR奈良駅)に特急はおろか急行も停まらないのは、大阪・京都と言う二大都市に電車で半時間あまりで行けるという立地のせい。お蔭で近代都市としてはあまり発達しませんでした。京都のような華やかさはないけれど、奈良の良さを感じ取ってくださってとても嬉しかったです。

 イベント参加者は美味しいお寿司と「トラッドジャパン」のテキストとお二人の著書をサイン入りでいただきました。


ニッポン風物詩 



 これはアットキンさんのご本。テキストのフリートークやこの本を読むと、日本文化に対する造詣の深さに脱帽します。「BEGIN Japanology」のトピックに何か良いのありませんかと問われた時に、正倉院展の英語目録を差し出したら、間髪いれず"Shoso-in Treasures"と反応してくださいました。さすがです。

 日本の文化を英語で表現するのは難しいものです。質問コーナーで日本人が考えた英語表現について質問しました。宮内庁や国立博物館など公の文書では重要文化財を"Important Cultural Proparty"と表現しているけれど、"Important Cultural Treasure"と表示したお寺があって(2004年8月1日の日記)、お寺の人の感覚に合わないようだけれど、どちらを用いるべきかと。バラカンさんは"Important Cultural Proparty"は英語表現として不適切だとおっしゃていました。アットキンさんも"proparty"とは"real estate(不動産)"のことだよと。それから人間国宝"Living Natural Trasure"もネイティブスピーカーには奇異に聞こえるそうです。「トラッドジャパン」のテキストの「友禅」のところで人間国宝の英語表現について触れたエッセーがあって、ネイティブスピーカーの戸惑いが伝わってきます。

 バラカンさんは音楽関係の仕事で来日されただけあって、音に対する感覚が鋭いです。日本人はカタカナで英語を覚えてしまって、そのまま使うのでネイティブスピーカーに通じない。文法も語彙も大切だけど、日本人の場合まず、通じる発音を身に着けることが大切だと、貴重なアドヴァイスをいただきました。その通りです。街中ではなるべく英語表示に注意したり、英語アナウンスに耳を澄ますようにしているのですが、日本の駅や電車内の英語アナウンスの発音はかなり怪しいらしい。ネイティブスピーカーがアナウンスする場合、発音は良いけど、表現が不適切なことがあるそうです。用意された英文を読むだけで、内容について言う権限がないのではないかとおっしゃてました。バラカンさんが下さった本には、日本人の英語に根気よく付き合ってくださったことが記されていて、申し訳ないやら、でも日本人の英語が海外で通じるようにと言う温かい気持ちが伝わってきました。この発音をマスターしなきゃ。CDがあればもっといいな。

猿はマンキお金はマニ

 

「トラッドジャパン」
教育テレビ 毎週火曜日 11時10分~30分                   
再放送 翌週火曜日 6時40分~7時

「BEGIN Japanology」
総合テレビ 毎週金曜日 1時10分~40分(木曜深夜)

「トラッドジャパン・ミニ」
教育テレビ 毎週土曜日 23時55分~24(0)時
再放送 翌週金曜日 12時40分~45分
※「トラッドジャパン」のダイジェスト版





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最終更新日  March 30, 2009 01:21:54 AM
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