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人はしっかりでなく、うっかりした生き物である・・・らしい。
夕方、仕事から帰ってきてカティーサークの水割りを飲んでいた。そこへ母が梨をもってきた。
クリーム色の玉を見ているだけでうれしくなる。私は五つ入ったビニール袋から一つとりだして台所に行った。皮をむいて八つにカットして芯と軸の部分を取り除く。
皿に並べて食卓にもっていって食べる。
(梨はこの食感がたまらない。この質感と香りからすると相当の高級品だろう)であった。シャリシャリかつジューシーと芳醇なウィスキーの合作を堪能した。
翌朝、昨日と同様に梨を処理して食卓にもっていった。
ごみ捨て、洗濯機投入、味噌汁とポーチドエッグと仕事用ドリンクの作製、金魚とメダカの給餌を終えて食卓に帰国。
すると梨がやんわりと茶色に変色していた。変色は見ている間にも進行していくように感じられた。梨にしては色変わりがきつい。
瞬間暗考。
(リンゴだったのか!)であった。
冷や汗ものだ。違いのわからない男。♪ダバダ~
ウィスキーの酩酊があったとはいえ、確かに梨の手ごたえだったのに。(俺も行き着くとこまで行ってしまったか)と激しく動揺しながら朝食を食べた。
リアクションも昭和だし。
リンゴの食感と香りを正気でマジマジと改めて痛感したできごとだった。
おしまい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月15日 06時05分41秒
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