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冷たいリネンに横たえた体
疲れているのに内燃の衝動にすれ違う 気を違えかのように夜の街に さ迷えば虚しく空を見上げてた 誰でもいいなんて嘯いて 重ねあっても胸の穴が広がるだけ 言葉はいらないと獣のように 貪りあうだけの衝動がほしい 優しくされたくない優しくないから 僕はいつだってそうやってきたから 傷口は塞がないように毎日更新していく ぐちゃぐちゃに抉じ開けるように かわいそうだって誰かが僕のことを言うけれど そんなことは決してない 自ら招いた傷痕に指先で触れて 生を感じるのだから ぼやけた季節の真ん中で 交差点に立ってすれ違う人々を眺めた 虚ろな瞳で行き交う人々 何を思って何処へいくのか 押し込められた感情が全部溢れたら この世界にいくつの付箋が張り巡るだろうか 頭の中身が全て目に見えたら どんな世界が広がるのか 僕はまた夢見がちな脳でぼんやり生きているけど これじゃ死んでるのとかわらないもんな 辛いから泣いたのはいつだったか とうの昔に忘れ去ってしまった 寂しいから誰かを求めた そんなことさえいつだったか 気付いたら一人で孤独さえ感じなくなった 明日にでも今にでも死んでも構わないと そうやって思うようになったのは いつからだっただろうか 見上げた暗い空には不機嫌そうな雲と星が 入り交じって瞳にうつった まるで世界を体現してしまったかのようだ 僕のことをわかっているの 僕だけなんだって知ってる 誰にも理解されなくても もういいよ ここに在るのに無いものだと云われた それだけで充分だ 役目は終えたんだから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/06/13 10:57:32 PM
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