Heart　of　sprouts 　　　

あのね 聞いてほしいことがあるんだけど

少し 悲しいお話かもしれないけど

あのね 大事なことだから

私の目を見て ちゃんと聞いていて

私が死んでしまうときに

悲しい思いを長引かせないように

約束しよう


手を繋いで 見つめあって

唇から溢れる言葉だけを

胸にしまいこんで鍵をかけて


あのね もしかしたら 明日とかに

私が死んでしまっても

この約束をしておこうよ

そうしたらきっと

最初は悲しくても

すぐに泣かなくて済む日が訪れるように


体はなくなっても心はいつまでも君のもの

だから怯えて泣かないで

私が思い出になっても前に進んでね

君の幸せを一番願っているよ


あのね もう少しで終わりそうな気がするから

この約束をいつまでも二人で


私は守れるかな 君がいない世界を

いつまでも一人で 泣いているんじゃないかって

君に今から心配かけてごめんね

だけど きっと ...


手を繋いで 見つめあって

ただ溢れる言葉を聞いた

頬を伝う涙が心を体にする


約束するくらいなら

置いていかないでよ

ずっと傍にいてくれるって言ったのに

あの日どうやって君を止められたのか

今の僕には分からない


君がくれた優しさも愛しさも

他の人には持ち得ないし

だってみんな違う人で

君も誰とも同じではないから

忘れないようにだけど前向いて進めなんて

僕にはできないかもしれない


頭のなかに巡る君との大切な思い出が

色褪せても消えないようにいつも思い返す

何をしてても何処へ行っても

君のことを考えている


約束はいらなかった

君のこと忘れられない

前には進めてなくても

確かに歩いている