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忘れた頃に疼く傷は
お医者様にも治せない僕の根からの悪癖 じわりと滲むのは汗と涙と血が混ざって 汚ならしい絵の具が完成 これで絵を描いてみようか 先の事など露知らず 目前の快楽に浸るだけ 堕落してしまった暁に待つものは 死だけだと脳が喚き散らして そういう類いの病気か、と 己を欺け笑うのならば 病院になど行かないで ドアのノブでもカッターでもいいから 潔く去ねよと反逆心がめらめらと炎を燃やす 内燃の燻りに堪えきれず かといって言葉にすることもできずに 一つ覚えの猿みたいに自傷するだけ 飽きて厭になってしまっても 死ねないジレンマと向き合っても そこに意味なんてないから 今日もまた繰り返す 夜は何度もやってきては 素知らぬ顔で朝を引き連れてく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018/07/31 09:55:42 PM
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