Heart　of　sprouts 　　　

切り取られてしまったみたいに

世界の倫理から外されてしまった

私は存在してはいけないものになる


強く自分を持っていても

向かい風ばかり強くなって

立っているのもやっとだった


想いは揺るがないのに

弱った心に差し伸べられた

他の手は酷く優しくて

心が重力を失う


ぱっと暗闇から出てみて

貴方がまた心に呼び戻されて

どうしようもないくらい想いが募っても

もう二度と戻ることなんて出来ない


途端息が苦しくなって言葉は脳に羅列してるのに

声には出せないまま曖昧な関係を繋ぐのがやっとだ


犯した過ちはやり直しがきかない

その言葉を言ってしまえば

この関係も終わりになってしまうね


そもそもこの感情が人類の仕組み的に間違いならば

どうやって証明をしたら良かったんだろう

誰にも自慢できやしないし

好奇の眼差しでしか見られないのに

あの時の私はそれさえ怖くなかった


私は自分でさえこの世界から捨ててしまったんだ

それでも渦巻く悲しい報われることのない想いは

真綿で締めていつか殺してしまうくらいに

じわじわと蝕んでる


いっそのこと言ってしまえば楽になれるのでしょうか

粉々に壊れてしまう未来を分かっていて

自ら傷付くことを恐れて言えないのは臆病だよね


世界から切り取られてしまった

空白を埋めることは誰もしない

ただ哀れだとか気味が悪いとか罵られて終わりね


それでもこの胸に空いている欠けたピースは

貴方にしか埋めることは出来ない

いっそのこと全て壊してしまえば

空白は回答できますか