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吐息が溢れ落ちて
空に白い軌跡を残し消えていく 存在していたことと消えていくこと それを記すように 足掻いて抱き止めた背中を 虚しい温度が指を冷やしていく 行かないで ここにいてよ 愛してる そんな単純な言葉さえ言えずに 俯く横顔に涙が伝う 紫煙を燻らせて窓の外を見ている 貴女を繋ぎ止めたくて 優しく髪を撫で 言葉にできないものは空に散る白い吐息と同じ 優しく切なく とても痛くて じん、と胸を焦がしていくように せめてもう一度笑顔を見せて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019/11/16 01:08:54 AM
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