Heart　of　sprouts 　　　

瞼の裏側が色んな色に点滅する

目を閉じている筈なのに

赤、黒、白、黄色、青、紫

ぐらぐらと揺れだす頭の中


苦痛だけが生きている事を感じさせてくれる

壊してほしいと願うような

愚かな生き方を選んでしまったのは

きっとこれ以上耐えられないと云うことなんだろう


あと少し もう少しだけ生きてみようとか

短いながらも目標を立ててはみるけれど

一度死んでしまったから

もう一度あの暗闇に還りたいと思ってしまう


叶うことのない願いを抱いて

弔いを捧げながら

僕も連れていってと泣いてみた

君はもういないのに

どうしてこんな僕が生きているのでしょう

懺悔の言葉は誰に届くこともない


所詮他人の言葉なんて

幾らでも予測できるような

デフォルメのコピペ

生温い慰めなんて興醒めするだけ


許しなんて乞いたくない

冷たくなるだけの体温に寄り添って

白い肌に口付けを落とす

二度と会えないと解っていても

ずっと側にいれるような気がして