味噌造り
結局職場から戻ったのは午後1時過ぎ。家で昼食をとってから恒例の家族でお買い物に行ってきました。この時期には麹がスーパーに並ぶんですよね。私は例年なら味噌を自分で仕込むんです。この話をするとみんな「すげーっ!」って驚くんですが、実はとても簡単なんです。ただ、時間がかかるのです。「手前味噌」という言葉の由来をご存知でしょうか。自分で作った味噌が一番うまい、と皆が感じるため、自分を褒め称えること、という意味に使われるんだそうです。そのくらい、自分で作った味噌はおいしいんですよ。ちなみに、醤油は素人には難しそうで手を出していません。お酒は・・・・・酒税法に違反しますのでねえ。とは言いつつも、なぜか私の家には「趣味の酒つくり」という本が転がっています。不思議ですねえ(笑)こんな感じで関連書籍が出ています。農文協(農山漁村文化協会)というマニアックな本ばかり出版しているところがありまして、漬物、味噌造りなどの参考文献にしていました。学生時代に一人暮らしで発酵食品を靴っている変なやつでした。味噌を自分で作ろう、と思い立ったのは、父親が毎年味噌を作っていたからです。親戚も皆もらいに来ていました。作るのを手伝わされていたので、なんとなく簡単に作れるということがわかっていたのと、ちょうど当時「おいしんぼ」を読んでいて、手作り味噌の話(焼き味噌を作ると本物とまがい物の違いがすごくはっきりするというような話)を読み、作ってみたいと思ったからでした。そこで本屋に行ったら例の農文協の本を見つけたのです。ついでにドブロクシリーズも面白くて何冊か買いました。さすがに今年は忙しくて作る気力がありません。時間さえ許せば作りたいところなのですが、暖かくなると麹が店頭から姿を消すし、今風の薄塩の味噌は腐りやすくなるので(お酒と同様、仕込んでからしっかりと発酵するまでは腐りやすいので、寒仕込みが基本です)、今年はちょっと無理っぽい。念のため、これを読んで「自分も作ろうかなあ」と思った方に一言だけアドバイス。大豆をゆでるのには絶対に圧力釜を持っていたほうがいい。普通にゆでるととてつもなく時間がかかります。