埋もれ火のアンソロジー

「敬愛なるベートーヴェン」をみた。

最初はあまりおもしろくなくて

何日もかかってみた。

見終わったときには感動していた。


ベートーヴェンって人について

名前ぐらいしか知らないわけで

あとは「運命」「第九」「歓喜の歌」

それから「月光」「未完成」ってあったかな？

それから「花売り」というのが大好きだったんだが・・・

みんな知らない？

「エリーゼのために」？とかもベートーヴェンだよね。


耳が聴こえないと

嘆くのではなく

聴こえるように努力すること

なりふりかまわず求めること

この映画のベートーヴェンから

学んだことです。


楽譜を書く場面が何度かでてくるんだが

そのペン先の動きが

とても美しかった。

いつか・・・

もうずいぶん前、

天神の岩田屋で

誕生日祝いに自分で万年筆を買ったことがある。

その万年筆は「ミューズ」という名前で

音符を書く専用万年筆だった。

僕は音符など書けないし読めないけど

その万年筆の書き味が好きで買ったんだ。

親父に自慢したら

親父がもっと気に入って奪われた。

親父が死んだので

その万年筆は僕の元にもどってきたが・・・

あれ？どこにおいたかな？


なにか大切なことを

書き忘れているような気持ちだが

ま、いいや。

いつも中途半端にはなれているから・・・。


夕べ、

「コックンさんらしく生きてますか？」

後輩が電話口で鋭い一言。

一瞬、答えに詰まったが

「う、うん・・・どんどん俺らしくなってるよ」

「そりゃあ～よかった！安心しました」

俺はまわりの人にいっぱい心配されてるんだなあと自覚した。


この映画を見る限り

ベートーヴェンは

ベートーヴェンらしく

最期まで自分を貫いた。

世間の評価を気にせずにね。

これ、大事だ！

敬愛なるベートーヴェン・予告編

敬愛なるベートーヴェン・特報