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埋もれ火のアンソロジー

埋もれ火のアンソロジー

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2011.05.07
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カテゴリ:人・風景・暮らし
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奇跡的な自然の移り変わりを

知らずに生きてきたことを自分で恥じる想いです。

とにかく

植物さんたちのいのちの変化には驚かされる。

山。

あの山藤でポツポツと淡いピンクのまじった山景色が

いまは鮮やかな緑で堂々と若さを主張しているみたいだ。

まさに

高校生ばかりの香椎線に乗り込んでしまった感じだ。

(たとえがイマイチである・・・)

花。

コブシの白も木蓮の独特の紫も桜の桜色も

もはや遠い遠い昔の出来事のように

今はつつじが「わたしはここよ!」と主張している。

はは~かしこまりました。

写真を撮らせていただきますと土下座してしまいそうである。



名前を知らない花や

全然名前など知らない花や

いままで見たことがない花にも

カメラを向けて挨拶をしている次第である。


俺って

いままで

何をみて生きてきたんだろう?

女性のこと

恋愛のこと

そんなことにしか興味関心がなかったのかな~?

と思ってしまうよ。


かといって

過去に悔いはないけどね。

花のなまえを知ってれば

もっと粋な自由律遊びができたかもしれないとは思う。



バスと電車の通勤に感謝だな。


紺色に赤い線の入ったセーラー服は好きだ。

名門山代中学校の制服を思い出すからだろう。

紺色のハイソックスと黒い革靴の足元が好きだ。

ワンポイントなんてあると

「足を撮らせてください」と言いたくなり

自分の芸術的感性を抑制するのに一苦労する。



今日のことでいえば

和白駅では

労働者風の男性女性とOLが雪崩のように乗り込んでくる。

香椎駅に着くと(一駅先)みんな降りて

かわりに

高校生たちが大波のように乗り込んでくる。

バナナを食べる女子高生。

白ブドウジュースを美味しそうに飲む女子高校生。

赤い携帯電話で誰かにメールしてる女子高生。

友達とワイワイニコニコ話してる女子高生。

男子高校生もいるが視野にはいらないので記憶がない。



そして

西鉄バスに乗ると

美人OLの横にすわる。

夕焼けと美人OLの横顔がきれいだが

昔のように3分間の恋をする僕ではなくなってしまった・・・

こころには

はやく家についてお風呂にはいりたいという気持ちだけなんだ。



さあて

今日も「夏空の奏」は書けなかったが

明日はどうなんだろう?


ま、

ボブ・ディラン的に言えば

明日あなたは死にますと宣告されても

受け入れる心の準備ができつつあるのかもしれない。

ボブ・ディランは

完全に死を受け入れてる模様だが

俺はまだ、ややそこまでは至ってないかもしれない。





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Last updated  2011.05.09 08:05:43
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