埋もれ火のアンソロジー

福岡市東区に

三苫（みとま）という町がある

いまは

大きな道路が走って

昔の面影も少なくなったが

少し前までは田んぼだった

そして海の近くだった

東区と粕屋郡の新宮町と隣接して

どこが境かわからない町である



田んぼのど真ん中に三苫小学校が建ったのは

どのくらい前のことだろう？

後輩が

三苫小学校の開校のとき赴任が決まり

苦労しましたと話した記憶がある



その三苫小学校を目印に

「なか田うどん」をめざしてほしい

美味しいうどんとであえる

カツ丼も美味しい！




おれが

なか田を知ったのは

１１月２６日である

この日は

水族館の団体客が貸切で夜に来るというので

遅くまで仕事だったんだが

そのおかげで

なか田うどんとであった




「いのうえさん、美味しい定食屋さんとか近くにない？」

「なか田はどうですか？」

「カツ丼が美味しいですよ」

「ほかには？」

「やっぱりうどんがおすすめです」



ひとの話というのを

素直に聞くのが

おれの人格として誇れた部分である


いのうえさんのいうとおりであった

美味しいうどん

美味しいカツ丼とであった


この１０日間で

３回なか田にはいってる