埋もれ火のアンソロジー

吉田拓郎のうただけは
ま、
ほとんで耳にしてきたぼくの音楽歴史である。
吉田拓郎に挑発されてギターを買い
吉田拓郎の歌を聴いて歌をつくりはじめ
吉田拓郎のような恋を演じてきたが
２度の離婚３度の結婚は
エネルギーも経済的にも無理だった。

吉田拓郎は
まわりが吉田拓郎を高く評価しているほど
自分を評価してないと思う。
それは
アイデンティティーの確立が彼の中で見出せなかったことによる。

アイデンティティーを感じさせる人物が
ボブ・ディランだった。
そこにみんなはあこがれたんだと思う。
吉田拓郎も外見から真似ていった。
しかし
この歌の世界で
アイデンティティーをはやく確立したのは
高田渡
友部正人
加川良
泉谷しげる
このあたりだったと俺は感じている。

岡林も拓郎も
悩んでもがいて
手探りで
自分の歌を追及してきた。
結果
人の人生を左右するような歌を作ったりもしたが
当の本人は
未完成なままだったんではなかったのではないだろうか？

まだ
彼らの旅はつづいているから
そして
俺の旅もつづいているから
人生を語るのははやすぎるわけであるが・・・

第１位

冷たい雨が降っている



吉田拓郎に限らず
「雨」というのは
歌を運んでくるのだ！
雨の歌には
名曲が多いことに気づきなさい！
君たちよ！


第２位

二十才のワルツ



解説無用。
好きなんだ！
この歌。



第３位

カンパリソーダとフライドポテト



これも解説無用。
ほかにも
たくさんあるから
３曲を気まぐれに選んだだけさ！
でも
今日の３曲は
これがベスト３曲ってわけさ。