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埋もれ火のアンソロジー

埋もれ火のアンソロジー

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2013.11.01
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020


アラーキーが
誰かとの対談で
「俺たちだったら1つの路地を歩けば1冊の写真集ができる」
と言ってたのが頭に残っていて

オリンパスSZ-14を首からぶら下げて
散歩しているわけだが
そんなに写真のモデルになるような風景ばかりが
あるわけではない

いや
俺には
写真をシャッターを押す気になるような
風景ばかりではないということに気づいていた

017


お寺があったから
神社があったからと
立ち寄らないことも決めていた
これはこの先どのくらい歩くのかわからないという
自分の体力を考慮しての計算からだった

道を歩く
ただ歩く
ひたすら歩く
そして休む
空を見上げる


021


いい路地に迷い込んだ
空気が違う
表の通りの車の騒音が無いわけではないが
気にならない
完全に世界が違うところへ迷い込んだ

楽しみだ

つづく




私に人生といえるものがあるなら
あなたと過ごした あの夏の日々

  きらめく草の葉に 心がはずみ
  野に咲く花に 心が通う

私に人生といえるものがあるなら
あなたと過ごした あの夏の日々

  愛していたのに あなたは消えた
  信じていたのに なぜかわからない

私に人生といえるものがあるなら
あなたと過ごした あの夏の日々

  許されるのなら やりなおしてみたい
  できることなら あの日に帰りたい

私に人生といえるものがあるなら
あなたと過ごした あの夏の日々
  あなたと過ごした あの夏の



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Last updated  2013.11.01 20:40:40
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