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埋もれ火のアンソロジー

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2014.11.02
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カテゴリ:昭和歌謡曲
neko1


会場に着いたのがはやかった僕は
椅子にすわって缶コーヒーを飲んでいた

受け付けのところにはスタッフらしき人が
4時の開場を前に話しこんでいた

そのテーブルにCDを並べる男は
常富だった

そして僕が座ってるソファーの横に
でっぷりした男がすわった
内山修だった

昔の僕なら
話しかけていただろう
田口清の思い出を聞いてただろ

でもなぜかこの日の僕は
実に穏やかで冷静だった



1.雪
2.各駅停車
3.僕のエピローグ
4.内山修のソロ?
5.地下鉄に乗って

neko3


田口清が亡くなり
大久保がいなくなったことは知ってた
そして石山恵三も離れたことも薄々

だが
鬚のオッサンを紹介されて驚いた
ダウンタウンブギウギバンドの新井武士が
気持ちよさそうにベースを弾いているんだ

内山の枯れた声もすてきだった
「各駅停車」だけは
内山修でないとダメだと思った

3曲目の「僕のエピローグ」は
頭の片隅で期待しながらあきらめていた
それが聴けたのはうれしかった

常富が僕のエピローグのとき
「作詞は拓郎です」と言った
この歌はしばらく僕の愛唱歌だった
ちなみに作曲は常富と大久保だったと思う

僕のエピローグ


常富と一緒に
俺もほとんど歌えた
この1曲には常富に感謝する
大久保にも感謝する
いい曲だと思う!



でも
俺にとっては
田口のいない猫は
天野のいないNSPと同じなんだ
ごめん



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Last updated  2014.11.02 21:56:33
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