くちばしらんど。

王国の鍵（1）
私の大好きな紫堂恭子さんの「王国の鍵」です。全6巻。
美しいイラストとファンタジーな世界が素敵です。
ただ美しいだけではなく、残酷で悲しい部分も併せ持つしっかりとした内容のお話です。
この方のお話はどれも登場人物が魅力的で衣装がとても素敵です。イラストだけでも堪能できます。

物語は・・・300年前まではひとつだった大国が、3つに分裂し今も争いが耐えずにいますが、その一つのランドール国は平和のために荒れた国を一つにしようと国王と兄王子は懸命に戦いますが、戦死してしまいます。
残されたのは、王妃様と本が大好きで争いの嫌いな心優しい、13歳の弟王子アーシャ。
そんな折、幻の秘宝「王国の鍵」を探し出したものを正式な王とすることに。
アーシャは兄の親友（国一番の剣士）と共に秘宝探索のたびに出ます。
ですが、その王国の鍵にまつわる伝説の真実はとても恐ろしいものだったのです！

何もできないぼんくら王子といわれたアーシャが成長して行く様や、鍵にまつわる恐ろしい秘密、何度となく王候補者の前に現れるなぞの竜人、などなどお話に引き込まれてしまいます。

ファンタジーな世界を堪能してみて♪