我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、…


夜中の２時過ぎのことである。
頭が痛くて目が覚めた。
締めつけられるような痛みだ。
汗がタラタラと出てくるので、冷房を点けたら寒い。
寒いのだけど、汗は止まらない。
上半身を起こすと少し頭痛が楽になる気がして起き上がってみるが、そう長くは続かない。

トイレに立ち小用を足しているうちに、気持ちが悪くなって吐いた。
それでも、一通り吐いてしまったらお腹は収まった。
ムカムカも痛みもない。
食あたりではなさそう。
ま、食あたりなら頭痛はないだろう。

その頭痛が問題。
汗も出っ放し。

このままいけないことになっても困るので、妻を起こしてみたが役には立たなかった。
頭痛薬はないだろうかという私の問い掛けに、「この家にはないと思うよ」と曖昧に答えたのを最後に、再び眠りについたようだ。

自分の健康は自分で守るしかないことを再確認して、タオルケットと共にリビングに移動。
ソファーなら上半身を起こしたまま眠ることができる。
この考えは正しく、やがて眠りに落ち、朝を迎えた。

目覚めるとまだ少し頭が重かったが、ひどい頭痛は消えていた。
食欲もあるとは言えないけど、食べらんないことはない。


無理しなくていいと義父母に言われつつも、そうもいかないので墓参りへ。
が、これが難行苦行。

妻の実家はやたらと墓が多く、その上、急な斜面に点在しているのである。
しかも、１ヶ所を除き太陽を遮るものがない。
３ヶ所目で一時リタイア。
これ以上我慢したら熱中症で倒れそうだ。

お寺の本堂の陰で休んでいると、墓参りに来た人たちが「こんにちは。暑いですね」と声を掛けていく。
気持ちが落ち着いていく。


昼過ぎまでかかってすべての墓を回った。

昼食はお好み焼き。
当然、広島風だ。
熱中症寸前の体には少々重いが、完食。

その後、妻と娘は海に出掛けたが、私は義父とひたすら昼寝。

今日も日が傾き涼しくなってからＺＡＺＩＥと散歩。

夕食は、鮎塩焼き、牛肉、冷奴、鰻白焼きなどなど。

食欲を除くと、夏バテ気味。


満腹？