我食べる、故に我あり ～ 中国の故事 （嘘）

あぁ、今日も…


スポーツクラブに行く途中、スーツをビシッとまといネクタイも締めた若い男を見かけて、首をひねった。
知っている男なのだけど、誰だったか思い出せない。
いつも見ている顔に思えるが、どこで会っているのだっただろうか？

もやもやしながらヨガのスタジオに入りまもなく、さっきの男が現れた。
そうなのだ。
ヨガのインストラクターだったのだ。
いつもはスポーツウェア姿しか目にしないから、スーツを着ているとサッパリ分からない。

にしても、ここのスタッフは通勤時はスーツ着用が義務付けられているのだな。
前にもパンツスーツをカッコ良く着こなしたスタイルの良い若い女性に駅のホームで挨拶され、人違いじゃないかと思ったら、このときはアクアビクスのインストラクターだった。

出勤したらすぐに着替えて、スーツ姿で会員の前に出ることなどないだろうに。

案外、体育会系の方がそういうところは厳しいのかもしれない。
武道の大会でも学生たちはスーツ姿で会場にやって来る。
我々大人は、どうせ着替えるのだからと、ポロシャツやアロハにジーンズ姿でだらしなく集まってくるというのに。


スポーツクラブの帰りにスーパーに寄って、昼は鶏南蛮うどんにしようと材料をカゴに入れていたら、まるで見ていたかのように「お昼ゎあるよ」と娘からメールが届いた。

イクラ醤油漬け、オクラ、ほうれん草お浸し、切り干し大根とひじき、ご飯で昼食。

今日もまた暑いので、昼は家に引きこもり。
しかし、暑いといっても、もう夏の暑さではない。


夕方になって娘とＺＡＺＩＥを連れて散歩へ。

途中で立ち寄ったペットショップで、娘はひときわ小さなチワワに目が釘付け。
「もう一匹飼ってもいいでしょ。買ってくれるまでここを動かないからね」と娘。
こんなに強情ではなかったけど１０年前にクサガメのシールーを買ってやった時も、娘はカメの前に座り込んで動かなかったのだった。
三つ子の魂百まで。

夕食は、鯛の酒蒸し、茄子田楽、イクラ、納豆、大根とキャベツとネギと油揚げの味噌汁、ご飯。

今日の鯛は塩と日本酒を振りネギを散らして蒸したのを、ポン酢醤油で食べたが、いつもの紹興酒を振って最後にごま油とナムプラーで仕上げるバージョンの方が私としては好みだ。
ただ、ごま油の分だけカロリーが上がるのが問題だ。



満腹、満腹